匣入り加菜子

 

植物少女園 原型製作:石長櫻子 氏 

 

リペイント品

 

 

二回目となる匣入り加菜子、今回はリペイント依頼になります。

 

 

 

 

 

このリペイント品は髪の毛が接着されていたのでどうしようかと思ったんですが

瞬着での接着だったので少し力を加えてやったら簡単に取れてくれました。

これがエポキシ系の接着剤であれば取れない・取れたとしても高確率で破損するので

今回ばかりは瞬着で結果オーライだったかなと思います。

(通常レジンキットの接着はエポキシ系が定石なので)

 

髪の毛外れなければ6~7割程度でしか塗れない、

最悪完全アウトだったかもしれないのでほんと良かったです。

 

 

 

 

という事でペーパーで塗装剥げを整えサフを吹いてスタートです。

 

 

 

 

 

 

ほぼほぼ参考にならない途中経過

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血管

筆描きで血管沈着塗装

(沈着塗装、興味?のある方は他の記事に記載してますのでそちらを参照ください)

ちなみにエアブラシの場合は沈着塗装出来ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

剥ぎ取り塗装

 

 

 

シンナーで剥ぎ取り・・・

 

 

 

 

加筆~剥ぎ取りの繰り返し

 

 

 

 

余裕で毛細血管を描ける目の大きさ

 

 

 

 

 

睫毛・逆V字植毛

 

余裕で植毛出来る目の大きさ。

睫毛の先が折れ曲がる場合がありますが

ピンセットで軽く挟みもって引っ張ると真っ直ぐになります。

ならない場合は諦めるか、取り外すか、毛先カットか・・でしょうね。

 

ただ折れた部分をカットした場合、

毛先が太くなるので先の細い毛を重ねて付けてやるとリカバ出来ると思います。

 

 

 

 

逆V字植毛は他の記事にも記載してるので説明は端折ります。

 

 

 

 

 

下睫毛も逆V字植毛、大きな目なので下も余裕です。

 

 

 

 

 

 

 

睫毛、結構増毛してるんでアイラインをガッツリ描かなくても充分黒々です。

 

 

 

 

 

ピンクよりのヤングな色をチョイス

 

 

 

 

乳輪から攻めていきます(いやらしい意味じゃない)。

攻める=描き込み 

 

 

 

 

次に乳輪内のイボイボとシワを攻めます

 

 

 

 

 

濃い目の色を置き乳首を立たせます(いやらしい意味じゃない)

ディテールを立たすという事(わかってるって)。

 

 

 

 

 

乳房に鳥肌を一粒一粒(2000粒)丹念に描いていき質感アップを図ってます。

一部分にするつもりがカッパえびせん状態、

とまらなくなり乳房全体に描いてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内部

塗ってて楽しい部分

 

原型師が作ったディテールを無駄にせず加筆加筆で立たせまくります。

 

 

 

 

 

 

 

髪の毛

塗り方は前回とほぼ同じです。

 

 

 

エアブラシで大まかにハイライトの髪色を吹いていきます。

 

 

 

 

茶系で髪の毛を吹きます。

 

 

 

この時点でハイライトの白系・中間色の茶系2色・ベース色の焦げ茶、計4色

 

 

 

頭頂部を明るくし筆で天使の輪を描いていく。

 

 

 

クリアーカラーで落としていく(演算塗装開始)。

 

 

 

髪の分け目(地肌)を描く

 

 

 

更に天使の輪を追加

 

 

 

トップとアンダーの差を矢印部分で変えます。

スケール感と不気味さの演出!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成

画像を沢山載せる為には容量を減らさないといけないので圧縮かけてます。

そのせいもあって画像白っぽくなりますね・・・

パソコンやスマホの環境も影響してるんでしょうが正直不本意です。

現物はもう少し濃い色だと思います・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全体

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

状態が悪かったのでペーパーをかけ色を剥ぎ・歪み直し・加工・・・

一応やる事はやりましたが限界があったのでここから進めさせて頂きました。

 

 

 

 

 

やっぱり匣に入ってなんぼやね、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植物少女園 匣入り加菜子 リペイント品

 

最後までご覧いただきありがとうございました。