砲塔の仮り組みまで進みました。

 

鋭い方はお気づきでしょう、砲身が樹脂製なことを・・・。

 

『オイっ!このキット、メタル砲身付きだろ!なんで使わんのだっ!許さんけんね、ワシ!!』

 

はい、その通りです。下の写真の高精度の削り出しアルミ製砲身が最初から付属しております。

 

このクールなメタル砲身を使わないのはワケがあります。

 

そのワケとは。

次の動画をご覧ください。

 

 

そうなのです。

 

砲塔部分をパカっと開けて超絶リアルな内部構造を鑑賞できるようにしたかったのです。

そのために重量のあるメタル砲身を使わなかったのです。

 

何故なら、この際の接着部分は下の写真の様に小さく脆弱です。

なので、軽量な樹脂製を選択したワケです。

 

現在組み込んでいるのは主砲のパーツのみです。

バスケット部分が無いためずいぶん閑散として見えます。

「安心してください、このあとみっちりパーツが詰まります、ハイ。」

 

これからこのキットを造る貴方に、貴方の大切な人生の時間を無駄にしない為に2つ書きます。

 

その一つが”素っ気ない”トラぺの組み立て説明書で見落としがちな部分です。

それは・・・。

 

第107工程です。

この絵をサラッと見るとまず、B4パーツを組んで次にB1パーツを取り付け最後にE34パーツを付けるように理解しますよね、フツーの人間は。

 

ハイ、貴方はトラぺの罠にはまりました。

 

この順序では絶対E34パーツは組めません。何晩徹夜しようとも組めません。

 

でも、トラぺは嘘はついてません。

組み立て説明書にはちゃんと 「E34パーツを先に組め」 と書いてあります。

 

ほら!

 

 

2つ目は砲身の中折れ?問題です。

ちょっと表現がアレですが・・・。

 

要は、隆々としていて欲しい砲身が”ナヨナヨと”下を向いてしまう問題です。

 

これは”バランスの問題”です。

なので、下の写真の部分にカウンターウェイトとして鉛板を入れようかと最初は考えました。

でも、それではデティールを損ないます。

 

幸いに仮り組み中に気づきましたので、下の写真のピンセットで示した部分にピットマルチを入れ込み中折れを防ぐことができました。   (´▽`) ホッ

 

ピットマルチは模型用品ではなく文房具です。

トンボ印の(株)Tombow製です。

確か¥250-くらいで文房具屋さんで売ってました。

これは優れモノです。イメージとしては液体の両面テープです。

乾燥すると可動部分に適度な摩擦抵抗を生じさせ砲身の中折れを防いでくれます。

 

ワタシの場合軽量な樹脂製砲身でも中折れが起こりました。

メタル砲身を使用される方は仮り組み段階でこの処置は大切です。

 

ところで、防盾にはアゴ付きとアゴなしの2種類が選択できます。さて、どちらにしようか思案中。

 

今日はココまで。

 

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