約3ケ月ぶりの更新になります。
履帯が履けるまで進みました。やはり戦車は”履帯”ですね。グっと戦車らしくなりテンションが上がります。
まづは、概成した足回りの作動をご覧ください。
この3か月ダブルトーションバーのサスペンションと履帯の組み上げにてこずっておりました。
手こずっていたのはトーションバー結合の部分です。
知らずに組むと誰もが引っ掛かりそうな”大地雷ポイント”ですので詳しく書きます。
これから組む方は、愚かな私みたいに大切な人生を無駄にしないようにしてください。(涙)
組み立て説明書のそのページです。
下図の3もしくは4のパーツとW7もしくはW8とをはめ込んでいくのですが・・・。
問題は仮り組みのつもりで組んだこの2つのパーツが”2度と取れなくなる”ことです。
微妙なコンマ数ミリ長い状態で、このバーは2度と取れなくなります。
ダブルトーションバーを組むと上の図のような巨大な構造体ができあがります。
誰しも仮り組みでこの状態にしてから車体に組み込もうとするはずです。
「ん、ちょっときついな・・・。まっ、なんとかなるか・・・。」
と思っいながら車体に無理やり押し込むと、なんともなりません。
トーションバー自体も撓んだ状態になりますし。
なにより・・・・・。
長めのトーションバーを組みこまれた車体はひずみが生じ、上の写真のドライバーで指した部分に数ミリの隙間ができます。
原因はトーションバーのパーツの微妙なバリが影響していると思われます。
トランぺッター社のキットを一度作った方には解ってもらえると思いますが、パーツの合いの精度は非常に高いです。でも、微妙なバリは必ず存在します。
それに相まってトランぺッター社のプラ素材が柔らかいという特性が相まって、一度はめ込んだトーションバーパーツはほんのコンマ数ミリ長い状態で”にっちもさっちも”いかなくなります。
では、どう解決したかと言うと・・・・。
3と4及びW7とW8がそれぞれ車体内壁に接する部分を削りました。
削っては組み込み、確認。
削っては組み込み、確認。
削っては組み込み、確認。
削っては組み込み、確認。
「はぁー」
削っては組み込み、確認。
削っては組み込み、確認。
:
ということで3か月が夢のように過ぎました。
完成後は床部からチラッと除くことしかない部分ですが苦労したかいがありました。
カッコいいです。
続いて履帯です。
履帯1枚につき2枚のガイド爪が別パーツになっています。
この爪を接着して
連結ピンでつなぐ
はい、5枚完成。
ん、爪の一つがズレてます(後で直しました。)
ちなみに”その1”で連結ピンがプラ製なことで強度に不安があると書きましたが。
特に問題なさそうです。
ちなみに、組み立て説明書では・・・・。
履帯1本あたり必要な枚数が86枚なのか?
29+86=117枚なのか?
トランぺッターさんの素っ気ない説明図では理解できません。
なので少し不安になって何枚あるか数えてみると・・・。
片側分で103枚しかありません。(汗)ひょっとして足りない(汗)
でも、大丈夫でした。片側86枚で一本分です。
じゃぁ組み立て説明書の”29組作れ”の指示は何なのか?
これは、86枚のうちの29枚にオプションパーツを付けることができますよの意です。
オプションパーツはSY2で、強化爪のようです。
手間かけるだけあってガイド爪の肉抜きのモールドがシャープですね。
ちなみにタミヤカラーのTS-76(マイカシルバー)をサーフェイサーがわりに吹いています。
ラッカー系なのでガッチリ強い皮膜を作ってくれチッピング時の鋼色の下地の効果を狙ってます。
がらんどうのエンジンルーム。
んー、フルインテリアキットの醍醐味ですね。
完成するころには燃料タンクや排気パイプがみっちりつまり、あの苦労したトーションバーは全く見えなくなります。
少しづつ形になっていくのが楽しい今日この頃です。
今日はここまで。
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