旦那に電話をすると1コールで出た。
「もしもし」
すっごい聞き取りずらい小さな声。
旦那の中では会議中という設定があったようで、
会議中だけど電話に出たんだよってことにしてるらしい(笑)
でも実際は、隣に居るであろうケバ美に気を使っての小声だろう。
「ちょっと待って」
どうやら会議室を抜け出して、別室に来ましたよって設定らしい(笑)
実際はケバ美のいる部屋から離れてトイレかどっかに移動したんだろう。
「どした?」
「今病院の帰りなんだけど、やっぱり今日帰るわ」
「なんで?」
「弟がさ、インフルっぽくて。チビに移ったら困るし。泣きまくってるから家族に迷惑かかるし」
「うーーーん。俺はまだ仕事残ってるから帰り遅いよ」
「会議終わったら帰って来れない?」
「どうしても今日までに終わらせたい仕事あって・・・」
と、帰って来る気ゼロの旦那。
「わかった。そんなに大切なら好きにして」
私は電話をガチャ切り。
もう終わったな。
そんな脱力感でいっぱいでした。
でも心のどこかでは、いますぐ部屋を飛び出してくる旦那に期待をしていた。
そんな奇跡は起こらなかったけど。