普段生活する中で、何度も車いすに乗っている人を見かけた事があるでしょう。
あなたは車いすの乗る人に対して、どの様な印象を持つでしょうか。
「歩かなくても良いし、楽そうだな」と思う人は誰もいないと思います。
多くの人が「車いすって大変そう」という印象を持つでしょう。
補助者と一緒に行動している車いすの方もいますが、お一人で行動している車いすの方もいらっしゃいます。
七星明からの質問です。
では、その車いすを使う人には、どの様な人が当てはまるのでしょうか。
車いすに乗らなくてはならないという事は、「歩行が困難になってしまった」という事です。
ですが歩行が困難になる理由は人それぞれです。
病気であったり、事故で半身不随になったり、または老化により杖や歩行器だけでは追いつかなくなったりと、歩行が困難になる要因は様々です。
そして車いすに乗り始める年齢も様々です。
病気により小さな頃から車いすに乗っている人もいれば、大人になってから車いすに乗る人もいます。
小さな頃から車いすに乗っている人でも、車いすに乗り始めた時は多少抵抗を感じるのではないでしょうか。
それが思春期の頃からだったとしたら尚更です。
今までは地に足を付けて歩いていたのに、その状況が一変する訳ですから、抵抗を感じるのも無理はありません。
実際、慣れない内は車いすの操作を不便に感じたりする事もあるでしょう。
ですが車いすもだんだんと進化しているので、最近では操作がしづらいといった事も改善されて来ているのではないでしょうか。
車いすに乗る人にっても、そして補助をする人にとってもこの進歩は嬉しい事だと思います。
車いすに乗るとどの様な事が不便に感じるのかは、実際に車いすに乗ってみない事にはわからないでしょう。
バリアフリーという言葉が知れ渡る様になってからもう何年も経ちましたね。
今ではあらゆる施設のバリアフリー化が当たり前になっています。
施設だけではなく、住宅でもバリアフリーが取り入れられる様になってきました。
細かな段差をなくしたり、廊下の幅を広げたりするだけでも、車いすに乗る人にとっては大きな違いになるそうです。
大規模なバリアフリー化にはたくさんの費用がかかりそうですが、手すりを付けたり段差にプレートを置いたりする様な小規模なものであれば、費用も少なく抑えられるので気軽に取り入れられるのではないでしょうか。
七星明も皆さんも車いすに乗る人の立場にたって、物事を考える姿勢が必要になってきそうですね。