あれは、ポン子が2歳のころでした。
母タンの実家にお邪魔した時に、ホテルのバイキングに
連れていっていただきました。
ポン子の好きな料理やらデザートを運ぶ父タンと母タン。
スパゲッティ(ナポリタン)に唐揚げ、ハンバーグ、
フライドポテトにフルーツ・・・。
それらを食べてはこぼすポン子、片付ける父タン・・・。
これの繰り返すこと、十数回(自分用も含めて)。
大好きなゼリーは5個も食べました。
ポン子は赤ちゃんの頃から、食欲旺盛でした。
ボン子が一通り食べたので、父タン達も本格的に食べようとしたら
「ウンチ」
と、ポン子。
慌てて、ポン子を抱きかかえ、トイレに直行!!
オムツを替えトイレから戻ったら、
バイキングはタイムアウトぎりぎり。
父タンと母タンは食べたような食べなかったような・・・。
母タンのご両親にも手伝っていただきましたが、申し訳なくて、
なるべく自分達夫婦で世話をするようにしました。
それから数ヶ月後、
家族3人だけでバイキングに行きましたが、
やはり、忙しく動き回るはめになりました。
ゆっくりと料理を味わえるようになるのは、
いつのことやら、と思ったものです。
そのバイキングの後、ポン子がポツリと一言、
「ホテルのバイキングがいいな」
お願いだから、少し考えさせて・・・。
ポン子は料理をこぼし、
父タンは愚痴をこぼすのであった。