多田将さんの「ニュートリノ」の中に誰とは特定されていませんが、おそらくソ連の科学者の言葉として、次のようなものが紹介されています。
「科学とは真っ暗な部屋の中で、目隠しをしながら、黒猫を探すようなものだ」
僕(多田氏)はこの言葉を大変気に入っております。そしてその言葉には以下のような続きがあります。
「哲学とは、真っ暗な部屋の中で目隠しをしながらそこにいるはずのない黒猫を探すようなものだ。そしてスターリン(イオシア・ヴィサリオノヴィチ・ジユガシヴィリ)の言う弁証法的唯物論とは真っ暗な部屋の中で、目隠しをしながら、そこにいるはずのない黒猫を探している途中で、突然、『猫がいたぞ!』と叫ぶようなものだ」。
説明は不要でありましょう。