通信制高校に通うのは受験に有利に働くか?


結論から言えば、「一般的には不利」と私は考えます。

主な理由は次の3点です。


・先生の協力を得づらい

通信制高校の先生の主な仕事は教科の授業をすることではなく、生徒に寄り添い、日々の悩みや進路について一緒に考えることです。単位取得のための知識では受験に対応できません。


・周りに受験する人が少ない

完全に自宅から学ぶ学校と、ある程度の通学がある学校がありますが、どちらも全日制と比べて受験する人は少ない。そのことによって勉強のモチベーションを保てなかったり、互いに教え合うといったことができない可能性があります。


・生活リズムが崩れやすい

これが一番の問題で、学校に行く必要がない、または始まる時間が遅い場合どうしても遅くまで寝てしまうことになりやすいです。その分夜遅くまで勉強する手もありますが効率は段違いでしょう。受験本番は朝早くから始まります。当日力が出せないなんてことになりかねません。


「一般的」というのはつまり、解決する手段も存在するということです。

先生の協力を得づらい→塾に通えばいい

周りに受験する人が少ない→受験用のコースのあるところにすればいい

生活リズムが崩れやすい→目覚ましで絶対に起きる

ただ、これは全日制に通っていれば起きない問題ですし、何より全日制のカリキュラムに沿って勉強すれば迷走することも少ない。


私が言いたいのは「受験のために通信制を選ぶ」のは絶対やめた方がいいということ。そして、通信制に行ったからといって受験は無理ではないということです。


今回は受験という観点から通信制高校について考えました。今、通信制を考えている人のためになったらとても嬉しいです。では。