はじめに
こんにちは、30代ASD男です。久々の更新になります、生きてます。
私については過去の記事を参照してください。適応障害で前の職場を辞めて以降、相変わらず症状は良くならず引きこもり状態で、しかも孤独でだいぶしんどいです。でも何とか自分を勇気づけて毎日耐えしのいでます。
いまの時期、しんどくて孤独な人って結構多いんじゃないかなって思います。なのでこの記事では私がつらい孤独を乗り越えるためにやっていること、逆にやらないように気を付けていることをお話ししたいと思います。
やってること
理解者と雑談する
引きこもると孤独になり、徐々に頭がおかしくなっていきます。
自分の場合...
・有名人(自分の場合はVtuberが多い)をイマジナリーフレンドにして脳内会話
・イマジナリー聴衆相手に演説・講和などをやりだす
・自分を一流のアーティストと思い込んで悦に浸る
・何もないところでゲラゲラ笑いだす
・自分で思いついた話に、自分で感動して泣きだす
などの症状が出ます。普段は放置してますが、あまりひどい時は精神科で処方された薬(リスペリドン)を飲んで落ち着かせています。ただ薬は一時しのぎで根本的な解決になりません。何らかの対処が必要だと思っています。
自分がやっている対策ですが、理解者(自分の場合は母)と雑談するのが一番かなと思います。何でもいいので、買い物したこととか最近食べた物とか、あるいは昔の嫌な思い出(無理解な上司など)について聞いてもらったりします。
理由は「本当はもっとお喋りしたい」という願望を満たすためです。発達障害の人はお喋りか、逆に無口であることが多いと思っています。自分はお喋りな方です。
でも大抵の発達障害の人って、自分もそうですが少し人間不信であまり人と話そうとしなかったり、逆に社交辞令じみたコミュニケーションを積極的に取ろうとしたりで、健常者とはちょっと違った感じがします。これは過去にいじめ、虐待などを受けた影響で「自分は普通じゃない」「自分が喋ったら他人に迷惑がかる」「本性は隠さないといけない」みたいな思い込みがあるせいと思います。
これは社会人としてやっていくうえではむしろ正しい判断で、職場とか学校では発達特有の分かりづらい話し方ではなく、健常者に近い淡々としたコミュニケーションをした方がいじめられにくいし、スムーズに事が進みます。しかしそればかりでは苦痛で、どんどんストレスになっていきます。なので素の状態で話せる相手が一人いるといいのかなと思います。
自分は母相手に、小学生の頃みたいにワーッ!と畳みかけるように話します。すると多少は気が楽になります。普通の人相手だと嫌がられるのですが、母は障害について理解してくれているので黙って聞いてくれます。
話を聞いてくれる人がいない方は、福祉または医療の先生に相談するとそういう場を設けてくれると思います。
文章を書く、できれば公開する
別の孤独対策として、文章を書くのが効果的だと思っています。私がやっているブログがまさにそれです。
理由はテキスト上のやりとりもコミュニケーションの一種で、実際に話すのと同じ感覚になれるからです。演説、講和をしている気分になりますから、かなり気持ちがすっきりします。
デメリットとして、他人が読める状態にするとコメント等で攻撃される可能性があります。発達障害、引きこもりはヘイトを買いやすい人種ですので、しっかり自己防衛する必要があります。私のブログも申し訳ないのですがコメント欄を閉じさせてもらっています。
いい加減なことを書くのもNGです。個人的な主義主張を書く時は「~と思う」とか感想や日記であることを強調しましょう。あたかも真実のように書いてはいけません。
Wikipediaとかニコニコ大百科とか、あの辺で記事を作ったり追記修正したりもよいと思います。結構、承認欲求が満たされます。ただし誰かに否定的な指摘を受けたり、自分の書いた記事が丸々修正されることもあるのでその点は注意が必要です。場合によっては逆にストレスを溜める結果になってしまいます。
他人の文章を読んで、感想を送る
上の逆パターンです。例えばamebaやnoteでは色んな人が記事を書いていて、中には発達障害、グレーゾーンで苦しんでいる方もいます。そういった人達の記事を読んで感想を送ってあげると、相手も嬉しいですし、自分も「他人の悩みを聞いてあげた」という承認欲求みたいなものが満たされます。
ほかにもアニメの感想、考察なんかも多いんで、サブスクでアニメ見て、その感想を探して共有~返信orいいねみたいな流れもオススメですよ。いいねされた側は嬉しいと思います。
ただあまり執着するとネットストーカーみたいになるので、やるなら週1とかたまにがいいですね。自分もたまにしかこういうことはやらないです。
趣味に没頭する
何でもいいですが、1週間~1か月先までの明確な目標を立てて、それを毎日こなすことを生きがいにします。要は趣味です。
ただ1コだけだとすぐ飽きます。自分の場合は始めテレビゲームしかやっていなかったのですが、いつからか全く楽しめない状態になりました。どんなゲームを買っても、1時間もしないうちに飽きてしまうのです。しかし他にやることもないので、面白くないと分かっていながらゲームを続けていました。かなり苦痛で、毎日がつらい状態でした。
なのでゲーセン通い、ネット麻雀、美少女プラモ、ドル活、温泉、イラスト、文章作りなど趣味の幅を広げました。以前よりはまあまあ楽しい生活を送れています。この記事を書いている時点ではゲーム関係、イラストは楽しめない状態なので、美少女プラモ、ドル活を中心にやっています。
引きこもり中の目標ってやはり「社会復帰」だと思いますが、病気や障害のせいですぐには無理だと思います。むしろ前の職場で上司にされたこととか、言い返せなかった自分の情けなさとか、たられば思考とかで物凄くつらい気持ちになって、体調が良くなるどころか悪化したりします。自分も2月に退職して以来、体調がよくなったかと思えば急にしんどくなっての繰り返しで全く前に進めていません。なのでつらい時はいったん社会復帰は忘れて、しばらくは趣味のためだけに生きるのがいいと思います。
甘えとか周りの迷惑とか、世間の声は無視しましょう。大事なのは自分と家族、支援してくれる人達であって、見ず知らずのネット民ではないはずです。家族が「働いてもらわないと困る」というなら聞く耳を持つべきですが「自分のペースでいい」「ゆっくりでいい」と言ってくれるなら、その通りにすべきです。
アニメ・音楽のサブスク
これはニコニコ、Youtube対策です。
やることがない時はアニメ、ドラマ、映画を見るようにします。興味なくてもいいので、真剣に見なくてもいいのでとりあえず開いて垂れ流しにします。おもんなくなったら違う趣味をしましょう。
アニメが楽しめるようになると、ネット上で感想や考察を探して読むという別の楽しみも生まれます。アニメを通じた小さな交流ができるようになるので、孤独感も薄らぐと思います。Youtubeやニコニコでポリコレ叩き、韓国ヘイトなんかを見るよりよほど健全で効果的なんでオススメです。
やらない方がいいこと
福祉・医療関係者への依存
自分には色々と面倒を見てくれる福祉の先生がいますが、必要な時以外は電話したりメールしたりしないようにしています。理由は相手はお仕事としてやっており、別に私に対して友達や家族といった感情は抱いていないからです。まあ「教え子」程度の認識はあると思いますが。
病院とかに行くと、精神科の先生に馴れ馴れしくするオジサン、オバサンが結構います。受付の職員さんにはメチャクチャ辛辣にあたるのに、相手が先生になった途端、態度を変えてニコニコし始めるのです。あれは端からみるとかなり不愉快です。
他にも施設に通っていた頃、とてもお喋りな発達障害の方がいたのですが、その方は毎日のように福祉の先生に「いま話せますか?」としつこく迫っていました。先生は「ごめん〇〇さん、後で聞くからね?」とかわそうとするのですが、納得いかないのか不機嫌そうな顔でブツブツ言っていました。なので若い職員さんが「〇〇さん、僕が聞くよ」って注意を引いたりして上手くコントロールしていました。気持ちは分かるのですが、やはり見ていて嫌な気分になります。
当の自分も、昔そういうことをやっていた経験があります。福祉や医療の人ではないのですが、あるゲームのコミュニティに所属していて、そこのいかにも芯が弱そうな人に友達になってもらい、その人に依存して遊びの計画から雑談の内容まで何でも決めさせていました。
しかしこのやり方、マジで嫌われます。知り合ったばかりの頃はみんな一緒にゲームやる仲だったのですが、徐々に私の存在が浮いてしまい「あいつ頭おかしいよね」「アスペじゃね」と噂になるようになりました。いつからか馬鹿にされるようになり、友達だったその人も馬鹿にする側について私のことをゲラゲラ笑うようになりました。私はショックで、逃げるようにそのコミュニティを去りました。今でもトラウマになっています(悪いのは私ですが)
福祉・医療の方々ってものすごく優しいので依存しやすいです。でも彼らも人間ですから、腹が立てばネットに発達障害者やグレーゾーンの悪口を書くと思います。そのたびに世間は「これだから~」と我々のことを叩きます。世間一般では我々は「迷惑をかける側」なのです。なので常にそのことを忘れず、支援してくれる方々に感謝の気持ちを持ちましょう。
もちろん助けが必要な時は連絡していいと思います。自分も仕事でつらい時はいつも相談していました。ただ友達扱いはやめようという話です。一定の距離を保ち、敬意をもって接しましょう。
Twitter(X)、ニコニコ動画、Youtubeへの依存
これは悪影響でしかないです。たまに30分見るとかなら問題ないと思いますが、事あるごとにスマホを開いてYoutube...は危険だと思います。
自分も体調悪い時は必ずと言っていいほどYoutubeの画面に食らいついています。むしろYoutubeを何度も開くようになったら自分は体調不良だな、という自覚が出てきたぐらいです。Twitterはなんとか卒業できたのですが、Youtubeはいまだに無理です。どうしても依存から脱することができません。
この手のサイトって基本的に悪いニュースしか流れません。だから自分の意識も悪い方向へ転がっていきます。最近ですとポリコレ関係のヨーロッパ、アメリカのニュースでしょうか。私はゲーム好きなのでポリコレは正直嫌いなのですが、性的マイノリティの人達にも事情はあるはずで、それを知らないのに一概に「ポリコレをやっつけろ!」なんて同調するのはどうかなと思っています。フェミニスト叩き、韓国・中国叩き、宗教叩きも同じです。
しかしYoutubeに依存していまうと、いつの間にか自分もその手の思想に染まってしまい、平気で他者を攻撃するようになってしまいます。実際、自分も釣られて攻撃的なコメントを書いたことがあります。無意識のうちにやってしまうんですよ、かなり危険です。
別にネット民に同調したからと言って、彼らが友達になるわけではないです。むしろ自分が孤独であることが強調されて、よりみじめになります。
やることない時はYoutubeではなく、サブスクでアニメを見ましょう。ちゃんと視聴して好きになれば、そのアニメが好きな人達の輪に入れるようになりますよ!こっちの方が孤独から抜け出しやすいと思います。
最後に
以上、自分なりの孤独対策を上げてみました。
孤独は本当に人間をおかしくさせると思います。自分も母や福祉の先生がいなかったらとっくに絶望して自殺していたと思います。家族や友達は大事だって言いますが、まさにその通りですね。
つらい世の中ですが、別に生きてさえいれば生活保護だろうが親に寄生だろうが問題ないと思います。自分もいずれ次の仕事を見つけるつもりですが、今は生きることに集中してます。耐えていきましょう。
読んでいただきありがとうございました。では