樹里が来た。
一緒に働けるなんて夢みたいだ。
必死に仕事を覚えようとしている樹里が愛おしい。
樹里が長谷川さんに嫉妬して僕を求めた。嬉しかった。
「先生、背が高いね。」
これって、大学生の時にも言った言葉だ。
「樹里がチビなんだよ。」
この時、僕を見上げる顔が可愛くて愛おしくてどうしようもなかった。
どんなに抱いても抱き足りなかった。
この町では噂がすぐ広まるから会えない。だから、遠くで待ち合わせ。これもまた良し。
僕が他の女性にちょっかい出すたびに悲しそうな顔をする樹里。その潤んだ瞳と、への字の口が可愛くて可愛くて仕方がない。あの顔見たさに今日も僕は他の女性に話しかける。
‥‥そうだったんだ。先生、サイテーだな。
痛いからやめてと言った数秒後には、もう濡れてスムーズになる。その瞬間がたまらなく好き。
だからワザといきなり後ろから攻撃する。これが今僕のお気に入り。
先生を名前で呼びたいって言われたけど、樹里の悲しそうな顔が見たいからダメだって言ってやった。僕のことは一生、先生って呼べばいい。
こんなに愛おしい樹里。もう離したくない。
あの顔が見たいから新しく若い女性講師を雇った。さてさて、樹里のあの顔が見られるかな?
真島さんが意外と積極的。どうしよう、ま、いっか。気持ちいいし、樹里は妬くし、一石二鳥だ。
樹里が辞めると言い出した。馬鹿な!ダメだよそんなこと。
樹里、どうしたんだよ、僕の何処がいけないの?
真島さんが慰めてくれる。でも、僕は樹里がいいんだ。
樹里の最後の日。もう終わりだ。
‥‥ここからしばらくは何も書かれていない。
ま、いろいろあったからか。
大阪到着。樹里に会える。嬉しい。
樹里がいろいろしてくれて嬉しい。
樹里が仕事を見つけてきてくれた。頑張る。
樹里を久しぶりに抱いた。もう天にも登る気持ち。
タイプじゃない子から告白された。でもOKした。これでまた樹里のあの顔が見られると思うとゾクゾクする。
樹里があの顔をしない。何故だ。しかもここから出て行けと行った。なんでだよ。僕たちあんなに愛し合ったのに。
‥‥ここで終了。
てか、これお父さん見たんだよね。
めっちゃ恥ずかしいんだけど。
先生、思いっきり歪んでるね。
ベビ太はこんな子には絶対させない。
人の痛みが分かる、相手の気持ちに立って考えられる子に育ててみせる。
先生、見ててね。