話し合いは平行線のまま。



話し合いというよりは、お互い言いたいことを言うだけで、どちらも歩み寄ろうとはしていない。



林さんは、気になり出したらもう止まらない。


部屋は一見、片付いてるように見えるも埃が溜まっているのを見逃さなかった。


布団を出すために押し入れを開けると、ドバドバと何かが落ちてきた。



可愛い物好きらしく、あちこちに動物のぬいぐるみが置いてある。


よく見ると埃がびっしりで、彼女が好き好きと頬擦りするたびに、細かい何かがポロポロ落ちるのが肉眼でも見える。



お風呂もお手洗いもとても汚い。


これでよく人を招き入れるな。


考えられない。



イライラしながらも、一緒に布団に入った。


彼女は嬉しそうに林さんにまとわりついた。


とてもそんな気にはなれない林さん。


もう彼女自身がバイ菌に見える。



布団も枕も臭い。カビの匂いがする。


シーツ、いつ洗ったのと聞いたら、買って一度も洗ってないとの返事が。


洗わなくてよく使えるな、もう帰ると夜中にタクシーで帰宅。



‥‥うーん


この件に関しては林さんが可哀想かも。