こんにちは、「まもらーむーん、またの名をヒサイシストむーん」です。
お久しぶりです。3ヶ月ほど更新をサボり…お休みしていました。皆さん如何お過ごしだったでしょうか?

 

今年も後半戦に入り久石さんの新しいアルバムも出たという事で、また今年も熱い夏がやってきましたよ!

コリャノンビリシテラレナイナ…はい。私も少しずつ更新を進めていきたいと思います。

そんなわけで今日は新アルバムのご紹介です。



「A Symphonic Celebration - Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」

 

 

レーベル:ユニバーサル(ドイツグラモフォン)
品番:UMCK-7191/2(限定版・2枚組)

品番:UMCK-1731(通常版・1枚組)
発売日:2023/6/30

曲目:

[Disc1]
1: NAUSICAA OF THE VALLEY OF THE WIND (映画『風の谷のナウシカ』より)[10:12]
2: KIKI'S DELIVERY SERVICE (映画『魔女の宅急便』より)[9:06]
3: PRINCESS MONONOKE (映画『もののけ姫』より)[7:27]
4: THE WIND RISES (映画『風立ちぬ』より)[6:17]
5: PONYO ON THE CLIFF BY THE SEA (映画『崖の上のポニョ』より)[9:35]
6: CASTLE IN THE SKY (映画『天空の城ラピュタ』より)[5:31]
7: PORCO ROSSO (映画『紅の豚』より)[4:26]
8: HOWL'S MOVING CASTLE (映画『ハウルの動く城』より)[12:06]
9:SPIRITED AWAY (映画『千と千尋の神隠し』より)[7:25]
10:MY NEIGHBOR TOTORO (映画『となりのトトロ』より)[8:30]
[Disc2]ボーナストラック
 1:MERRY-GO-ROUND OF LIFE (映画『ハウルの動く城』より)[2:49]
 2:ONE SUMMER'S DAY (THE NAME OF LIFE) (ENGLISH VERSION) (映画『千と千尋の神隠し』より)[4:00]

オススメ度:★★★★★
マニアック度:★☆☆☆☆
難易度(ききやすさ):難★★★★★易


久石さんが今年、クラシックの名門ドイツグラモフォンと専属契約を結びました。

その第一弾として発表されたアルバム。世界同時発売。アナログ盤(レコード)も同時発売です。

レコード盤もカラフルな盤面になっていて魅力的ですね。CDを購入しましたが他も欲しくなってしまいます。

 

そして、その内容たるや。

いやはや、私はどうやら久石さんという人物を舐めていたようですね…すみません<(_ _)>

「ジブリベスト盤」という事で以前発売された「Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi」や「ジブリ・ベスト ストーリーズ」のようにジブリ作品の中からピックアップされたものかなと正直余り期待をしていなかったのですが…

ところがどっこい!

ジブリで担当した全ての作品を組曲形式で新たに書き直し!つまりコレもアレも新譜ですよ!し・ん・ぷ!

さすがに収録時間の中に全10作品を収めているので1つの作品の時間が少なく「小組曲」と言った感じにはなっているものの、このアルバムを聴けば久石さんが担当した、つまり宮崎駿監督ジブリ作品の全ての音楽がギュッと堪能できる!

な、な、なんてお得なアルバムなんでしょう!世界同時発売という事でまだまだ久石さんの音楽を余り聴けていない世界の人々に贈る久石さんからのプレゼント!いや~、太っ腹ですよね、久石さん!

それにしても、ここに来て新たに曲を書き直す久石さんの元気さには脱帽です。むーんはブログ記事1つ書くのに苦労しているというのに…少しは見習わないとですね!

 

そして、ここ数年で毎年発表になっている「交響組曲シリーズ」の今後を予想する上でも今回のアルバムは色々な想像を掻き立てられますよね。「ハウルの動く城」が12分+ボーナストラック約3分と長いのは、も、もしや…とか、「となりのトトロ」や「風の谷のナウシカ」は以前の録音に酷似しているからまだなのかなぁ…とか。いやはや、今年のWDOでの「交響組曲『崖の上のポニョ』」の発表もまだだというのに考察の話題に事欠かなそうです。

 

録音のこだわりの方もレーベルが変わったことでかなりの変化が聴いてとれます。

私の主観ですが、今までのものは比較的それぞれの楽器の音がクリアに分かれていたのに対し、今回は全体的に音に包まれたような感じに聞こえます。まるでコンサートホールで聴いているかのような感じです。音量のダイナミクスもとても迫力ある感じに聞こえ、さすがクラシックの名門ドイツグラモフォンの録音といった雰囲気があります。一方、ともすれば少々くぐもった感じにも聴いてとれ、デジタル主流の現在においては好みが分かれるようにも思いました。

個人的にはイヤホンで聴くよりは、スピーカーで聴いた方が録音の良さを感じられるのでは無いかと思います。

あくまでむーん宅の安いイヤホンとスピーカーで聴いた感想ではありますが…

 

曲目で言うと、個人的には
1: NAUSICAA OF THE VALLEY OF THE WIND (映画『風の谷のナウシカ』より)
3: PRINCESS MONONOKE (映画『もののけ姫』より)
が好みでした。クラシックの本場であるヨーロッパの合唱が入る「ナウシカレクイエム」や「もののけ姫」は教会で聴く聖歌のように美しく厳かで重厚感もあり、もはやアニメのサントラの枠を超えてクラシックの名曲のようにも思えます。改めて曲の良さに惚れ込んでしまいました。

また、麻衣さんの歌う
 9:SPIRITED AWAY (映画『千と千尋の神隠し』より)

は「えと、映画でも麻衣さん歌ってたっけ?」と錯覚するほどに自然にマッチしていて、その優しい歌声に新たなアレンジが付き、これもまた改めて惚れ込んでしまいました。ホント麻衣さんの歌声は透明感にあふれていて素敵ですよね。

2: KIKI'S DELIVERY SERVICE (映画『魔女の宅急便』より)

7: PORCO ROSSO (映画『紅の豚』より)

なども素晴らしくて書きたいことが次々浮かぶのですが余り書くと長くなるので…後は皆さんそれぞれのお楽しみに取っておきたいと思います。

 

 

全ての魅力を引き出すには如何せんCD一枚の録音時間は短くともすれば中途半端な印象を持つ方もいるでしょうし、

縦のラインが乱れている(テンポが合っていない)部分や楽器ごとのバランスが少々アンバランスだったりの部分が聴き取れ、慣れないオケでの演奏で果たして久石さんの想いが「全て」伝わった演奏になっているかというと疑問の残る演奏だったり、

マイナスの部分も無いわけでは無いですが、それを補って余りある曲目の豊富さアレンジの豪華さ。お得で、これから「定盤」と呼ばれると思われる名アルバムに違いないと思います。

 

そして、ライナーノーツの久石さんの笑顔がチャーミングでとても素敵。

 

 

全ジブリ久石音楽が一枚のアルバムで聴ける、交響「小」組曲集。ジブリ久石音楽の宝石箱。

よろしければ皆さんもぜひ一度お聞きになってみてください。
久石さんって本当にすばらしいですね。
では。

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