こんばんは、「まもらーむーん、またの名をヒサイシストむーん」です。

先日Twitterの方で
「気付きました?昨年12月からの私のブログ記事、ギリシャ(アリオン)→中国(西遊記リローデッド)→ドイツ=オーストリア(炎のアルペンローゼ)→エジプト(王家の紋章)→日本(天外魔境Ⅱ)と、久石さんの音楽と共に世界巡りしてました!さて、次はどの国に行くのかな〜?」
という投稿をさせていただきましたが、皆さん今回の曲の予想はされましたか??

うんうん、なるほどなるほど!なかなかの考察ですね!さてさて皆さんの予想は当たってるかなぁ?



それでは早速今回の「久石譲と世界巡り」アルバムを発表します。

 

今回の世界巡りは~~~…

 

 

「宇宙」でした~〜!

 

 

 

え?そんなの国じゃ無いって?分かるわけ無いって?

あ、みなさん、SNSで炎上させないで下さい!

ものも投げないで下さい!

体育館の裏に呼び出さないで下さい!

ごめんNASA~い!(宇宙だけに)

 



というわけでひとり寸劇はさておき、今回は「宇宙へのドア」のご紹介です。


宇宙へのドア~日本電装創立45周年記念社歌~

 

 

レーベル:日本電装株式会社?
品番:ND94-1216A
発売日:1994年?月

曲目:
1:宇宙へのドア~歌入り
2:宇宙へのドア~カラオケ
3:宇宙へのドア~BGM
4:宇宙へのドア~オルゴール
5:創立10周辺記念 社歌「若きいのち」


オススメ度:★☆☆☆☆
マニアック度:★★★★★
難易度(ききやすさ):難★☆☆☆☆易


車の部品会社として有名な日本電装(現在の社名:デンソー)の創立45周年記念(1994年)として作られたシングル。非売品。

5:社歌「若きいのち」の作曲者は古関裕而さん(1959年作?)ですので、久石さん作曲のものは「宇宙へのドア」1~4のみとなります。作詞は中尾陽子さん、歌は井上あずみさん。

久石さんは企業の社歌や、地域の市町村歌、中学校高校の校歌なども幾つか作曲されていて、この曲もその1つとなります。

社歌として作曲されているものは日本電装社歌「宇宙へのドア」、パナソニックグループソング「この夢が未来」の2曲のみ(NEC80周年記念歌「NECの歌」は編曲のみ)で、「この夢が未来」についてはCD音源化されていない?と思われますので、CD音源として久石さんの社歌が聴けるのはこの1枚のみとなります。

とはいえ、社内むけの非売品ですし古いものなので流通量は低く、聴いた事のある方は少ないことと思います。

 

 

1:宇宙へのドア~歌入り
2:宇宙へのドア~カラオケ

曲調を比較すると「NECの歌」は昭和のCMに出てきそうな合唱曲、「この夢が未来」は学校の校歌のような合唱曲なのに対し、この日本電装(デンソー)の「宇宙へのドア」は井上あずみさんが歌を担当していると言うこともあってか、古風な合唱ではなくポップス的な曲になっています。

正直、この曲が入社式や朝礼・記念式典などで流れ「歌え」と言われたら真面目に歌うのは少し躊躇する雰囲気の曲ですね。どちらかというと宴席などで気軽に歌うと言った雰囲気です。または社内にBGMとして流れるならアリかなと。そのぐらい明るく、元気なポップスな曲で歌謡曲として聞くなら良いと思います。最近ではポップな社歌も増え「社歌コンテスト」なども行われているそうで、そういう意味では現在では違和感無く社歌として受け入れられるかもしれませんが、1994年当時でこのポップス調の曲というのはなかなか攻めた曲調だと思いました。さすが久石さんですね、時代の先駆けといった感じでしょうか。

久石さんの曲の中では、1980〜1990年代に久石さんが歌手やアイドル向けに楽曲提供した曲、または「地上の楽園」と似た雰囲気がします。私が受けたイメージとしては「地上の楽園」が一番近いイメージでした。同じ1994年の作曲ですしね。

 

 

その(上記の)雰囲気を感じ取ったかどうかは分かりませんが歌入り・カラオケの他にBGM、オルゴールの編曲(編曲者不明)も収録されており、こちらの曲であれば社内BGMにずっと流していても良いように思いました。

3:宇宙へのドア~BGM
の方はサックスやストリングス、後半はシンセサイザーがメロディを歌う比較的静かな曲に編曲されておりBGMとして聴くにはとても良い爽やかな曲になっていますし、
4:宇宙へのドア~オルゴール
は赤ちゃんのお昼寝の時間に流しても良いような可愛い雰囲気の編曲になっています。

個人的には3:宇宙へのドア~BGMが結構気に入りました。


特筆すべきは、そのジャケットですね!(曲じゃないんかーい!)

最近お目に掛からなくなったシングルCDですが、そのジャケットは紙製で縦方向に開くものがほとんどです。

ですがこのシングルCDはなんと横開き!!珍しい!


左側にシングルCDが、右側には歌詞カードが収められています。

開き方が銀行通帳みたいですよね!というかサイズ感もそうですが、明るい赤色と白色の帯が何ともある銀行の通帳を思い起こさせます。

はい、みなさんもうこのシングルCDが銀行通帳にしか見えなくなりましたよね?

間違っても銀行ATMで記帳しないよう気を付けて下さいね!



このシングルCDは流通量も少なく手に入れることは難しいかもしれませんが、

「宇宙へのドア」は他の「社歌」「井上あずみさん」関連アルバムにも収録されている模様ですので機会があれば皆さんもぜひ一度お聞きになってみてください。
久石さんって本当にすばらしいですね。
では。