こんにちは、むーん改め「まもらーむーん」、またの名を「ヒサイシストむーん」です。
先日Twitterの方で久石さんファンの愛称?をつぶやいたところ「まもらー」の人気が高かった(総コメント数2!?)ので今後「まもらー」を自称しようと思います!
ただしこの呼称、久石さんの本名が「藤澤守」だと知っている人以外には何のことか全く分からないという”致命的な欠点”を持っているのでこの呼称が浸透するかしないかは…気分次第です…
ちなみに「ヒサイシスト」の呼称は、私も何十年もお世話になっている久石ファンの伝説的古株である「ショー」さん(Twitter:@shosproject)が1999年から使用している由緒ある呼称と言うことですので、このブログをご覧になっている久石さんファンの方も「ヒサイシスト」または「まもらー」を自称してみては如何でしょうか?
さて、では今日も元気にアルバムをご紹介します。
炎のアルペンローゼ 音楽編
レーベル:徳間ジャパン
品番:30ATC-151
発売日:85/5/1
レーベル:徳間ジャパン
品番:TKCA-71917
発売日:00/4/26
曲目:
1:オープニングテーマ「夢のつばさ~アルペンローゼ」
2:少女(ジュディのテーマ)
3:どんなときも(ランディのテーマ)
4:追跡者
5:変わらぬ愛に(アルペンローゼの歌)
6:過去をさがして
7:ひそかな不・思・議たち
8:レオンハルト=アッシェンバッハ
9:ハーケンクロイツ
10:今はおやすみ,
11:僕がみた天使は…
12:夢見心地で
13:エンディングテーマ「やんちゃなエンジェル」
オススメ度:★★☆☆☆
マニアック度:★★★★☆
難易度(ききやすさ):難★★☆☆☆易
前回ご紹介した、アニメ「炎のアルペンローゼ」のサントラ版。
正直、前回ご紹介した「シンフォニー編」の出来がすごく良い(と私は思った)ので、「久石さん以外が編曲した曲を久石さんの曲とは認めない!聴くなら久石さん作曲編曲のアルバム!」という強いこだわりのある久石マニアさん(そんなことないですよね?失礼しました!)以外はこちらを聴く機会は非常に少ないと思います。
その理由の1つと思われるのが、当時のサントラの価値観というか、立場の低さというか。
現在のように「それだけで楽しめる音楽アルバム」という感じでは無く、登場人物(シーン)ごとにテーマ曲があって、シーンによって様々にアレンジされた曲をあれもこれもと一曲に無理矢理詰め込んだという感じの構成になっていて、全体的に曲に統一感がないので個人的に聞きにくい印象を受けました。アニメが好きでキャラクターのテーマ曲をたくさん聴きたいという方にとっては良い編集の仕方と思われますが、曲を楽しみたい、久石さんの作曲が楽しみたいという方にとってはガチャガチャした印象をうけるように思いました。
それでも、シンフォニー編でピアノソロ曲の名曲に仕上がった「夢のつばさ」の様々な久石さんアレンジが聴けたり(7:ひそかな不・思・議たち)、「追憶の薔薇(レオンハルト=アッシェンバッハ)」の原曲が聴けたり(8:レオンハルト=アッシェンバッハ)するのでシンフォニー編を楽しめた人であれば、原点を探る意味で面白いアルバムになっていると思います。
ちなみに「夢のつばさ」はシンフォニー編でだいぶアレンジされたイメージですが、「追憶の薔薇(レオンハルト=アッシェンバッハ)」はサントラ版(久石さん原曲)がそっくりそのままシンフォニー編の前半部分に挿入された感じになっています。やっぱりこの曲は久石さんの名曲だったという事ですね。
また、アニメってCMに移行する前後の場面転換用に1枚絵(または数秒のアニメ)が挿入されることが多いと思いますが、そのさいに流れる短めの曲がありますよね。それとおぼしき曲が
6:過去をさがして
7:ひそかな不・思・議たち
の間(「過去をさがして」の最後と「ひそかな不・思・議たち」の最初)に現れます。
あまりこういう数秒の曲ってサントラには入れてもらえないイメージですが、そういう曲も楽しめるのもこのアルバムの面白いところです。こういう曲を聴くと「あ~、そういえば昭和のアニメってこういう感じだったなぁ…」なんて感傷に浸ってしまうのは昭和生まれの私だけでしょうか?
関連記事:炎のアルペンローゼ シンフォニー編【CD紹介その126】
昭和のニオイ漂うサウンドトラック。
よろしければ皆さんもぜひ一度お聞きになってみてください。
久石さんって本当にすばらしいですね。
では。
▼こちらから購入(中古)できます(Amazon)