こんにちは、むーんです。
皆さん、お久しぶりです。
しばらく更新をしていなかったのですが、
言い訳をすると実は夏に受けた手術のリハビリが続いていて日々の生活が一杯一杯でして。とてもブログを書く余裕がありませんでした(>_<)
ようやく少しずつ生活が戻ってきたので少しずつ更新をしていこうと思っております。
そんなわけで今後もよろしくお願いします。
さて、しばらくぶりの更新は
夏前に書こうと思っていてお蔵入りしていたアルバムで
先日、久石さん界隈で行われたTwitterのスペースで話題にのぼったアリオンシリーズを4,5回に分けてお送りしようと思っております。
シリーズ第一回目は基本であるサントラのご紹介です。
アリオン~オリジナルサウンドトラック~
レーベル:徳間ジャパン
品番:32ATC-111
発売日:86/3/25
レーベル:徳間ジャパン
品番:TKCA-70799
発売日:96/1/25
曲目:
1:地底王ハデス~メインテーマ
2:アテナとアポロン~セネカ
3:アリオン・メインテーマ
4:戦闘
5:レスフィーナ~想い
6:プロメテウス~海蝕洞
7:ポセイドン
8:初陣
9:宿命・ハデス~ポセイドンの死
10:オリンポスへ
11:テュポーン
12:大母神ガイア~アポロン
13:レスフィーナとアリオン
14:ペガサスの少女
オススメ度:★★★★☆
マニアック度:★★★☆☆
難易度(ききやすさ):難★★★★☆易
安彦良和監督作品。ガンダムでおなじみの安彦良和さんによるギリシャ神話をモチーフにした壮大なアニメ。
時代的に「風の谷のナウシカ」と「天空の城ラピュタ」の間という事で、音楽は「風の谷のナウシカ」に近しいイメージです。
ジブリファンにも安心して聴ける一枚では無いでしょうか。
代表曲とも言うべき「レスフィーナ」が、「ピアノストーリーズ」や「シンフォニック・ベスト・セレクション」「THE BEST COLLECTION」などに収録されているものの、最近ではほとんど聴くことのできないアリオンの音楽ですが、これがどうして秀作揃いです。
もちろん「レスフィーナ」も名曲ですが、個人的に好きな曲は「メインテーマ」と「オリンポスへ」です。
このアルバムではメインテーマは
1:地底王ハデス~メインテーマ
3:アリオン・メインテーマ
13:レスフィーナとアリオン
に収録されています。
1と3はサントラの宿命であるシーンに沿った構成で曲を作るという制約上、途中からメインテーマが現れるので少しの時間しか曲を楽しめません(それはそれでサントラとして良いのですが)ので、メインテーマを楽しむのであれば13:レスフィーナとアリオンを聴くのが良いでしょう。
イメージとしては「風の谷のナウシカ」の「鳥の人」の印象に近いでしょうか。
荒廃した砂漠と古代ギリシャの雰囲気漂う大人なムードで、オーボエによる儚げなメロディと雄大なオーケストラの響きが秀逸です。まさに「久石メロディー」と言った感じでしょうか。
オリンポスへは
10:オリンポスへ
に収録されており、大空を舞うような雄大で堂々としたメロディがとても良いです。
劇中では主人公が敵地であるオリンポスへ一行を率いて出発するシーンに登場します。
映画を観たときの個人的な感想ですがシーンの絵の迫力より音楽の方がインパクトが強く印象に残りました。安彦監督もサントラ解説の中に「絵と音のなわばりのせめぎあい。ある部分「負けるもんか!」と思わず張りあってしまいような迫力があるのです。」とおっしゃっていて、正にガチンコ勝負で取り組まれていた事が伺えます。それほど音楽が素晴らしい。
そしてなんと言っても有名な「レスフィーナ」。
5:レスフィーナ~想い
このサントラを聴いたことの無いほとんどの人が後の「ピアノストーリーズ」のイメージで「レスフィーナ」を聴いていると思いますが、みなさんは「レスフィーナ」のイメージはどのようにお持ちでしょうか。
私は「ピアノストーリーズ」の後半の力強い和音が印象的で、「レスフィーナ」と言えば「カッコいい」というイメージです。
ですがそもそも「レスフィーナ」はこの映画のヒロイン。
声を出すことができない、優しくてどこか悲壮感漂う少女。後半に変化はあるものの、あくまで「優しい少女」。
そんなヒロインのイメージを表したこの「レスフィーナ」。
この曲を聴けばきっと今までの「レスフィーナ」のイメージが変わることでしょう。
※映画はAmazonプライムビデオで配信されています。Amazonプライム会員であれば無料で観ることができます。(2022/12/19現在)
埋もれた名曲揃いの隠れた名アルバム。
よろしければ皆さんもぜひ一度お聞きになってみてください。
久石さんって本当にすばらしいですね。
では。
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