こんにちは、むーんです。
ついにこのアルバム紹介も50回目を迎えることとなりました。
拙い私の文章を読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。
100回、200回を目指し、今後も頑張っていきます!
では、記念すべき50回目は私の特にお気に入りのアルバムをご紹介します。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」~オリジナル・サウンド・トラック 総集編~
レーベル:ユニバーサル
品番:TOCT-28060
発売日:12/2/22
曲目:
1:Stand Alone for Orchestra[5:04]
2:時代の風[3:51]
3:旅立ち[4:19]
4:青春[3:34]
5:Human Love[3:12]
6:Stand Alone (Vocalise) サラ・ブライトマン×久石譲[4:15]
7:少年の国[5:18]
8:アリアズナ[2:14]
9:終の住処[4:26]
10:広瀬の最期[5:24]
11:Stand Alone 歌/森 麻季[4:15]
12:第三部 序章[3:50]
13:絶望の砦 ~二○三高地ニ起ツ~[5:22]
14:天気晴朗ナレドモ波高シ[3:08]
15:日本海海戦[4:34]
16:Stand Alone 久石譲×麻衣[2:40]
17:Saka No Ue No Kumo (ボーナス・トラック)[11:23]
オススメ度:★★★★★
マニアック度:★☆☆☆☆
難易度(ききやすさ):難★★★★☆易
2009年~2011年に掛けて3年がかりで放送されたNHKのスペシャルドラマ。
主演:本木雅弘、阿部寛、香川照之、菅野美穂など。
3年がかりで製作されているのでそれぞれサントラもNO.1~3まで発表されているのですが、
このアルバムはその「総集編」のサントラになります。
本編は、正式には冠していないですが大河ドラマといっても相応しいほどの内容を誇る作品です。
本来の大河ドラマを11月に切り上げ、12月は90分時間を割き3年がかりで放映されました。
つまり1日90分で大河ドラマ2本分×3ヶ月ですので、大河ドラマ半年分に相当するという
ほぼ「準大河ドラマ」の位置づけだったように思います。
内容もとてもすばらしく、当時は良いドラマを見たという満足感で満たされ、毎年、毎回を楽しみにしていました。
それに加えて久石さんのすばらしい音楽。
壮大なドラマのテーマに相応しく、フルオーケストラで荘厳に奏でられるBGMは
作品を一回りも二回りもすばらしいものに昇華させていったのでは思います。
中でも主題曲(作品中では主にエンディングに登場)である「Stand Alone」はすばらしく、
音楽の神が舞い降りたかのような壮大で厳かな曲になっています。
曲が掛かるエンドロールではバックに山の稜線(長野・白馬の手前の小蓮華山への稜線)が延々と映っているのですが、
これがまた曲の雰囲気にピッタリです。
一般的に大河ドラマの主題曲では作品の内容を象徴した映像が映りますし、
エンドロールといえば作品の振り返り映像や、キャストやスタッフの一覧が延々写されたりしますが
もはやこの曲に相応しい映像はそんなものでは収まらないのでしょう。
この曲に釣り合うのは「地球の自然」「母なる大地」ぐらいでないと。この曲の荘厳さに相応しくありません。
ちょっと興奮気味に私見がだいぶ入ってしましましたが、とにかくそのぐらいこの「Stand Alone」はすばらしい曲だと思います。
数ある久石さんのすばらしい曲の中でも名曲中の名曲。まさに神曲と呼ぶに相応しい曲です。
その「Stand Alone」がこのアルバムには5曲も収録されています。まさに神アルバム。
1:Stand Alone for Orchestra[5:04]
オーケストラによるインストルメンタルヴァージョン。
ストリングスによるメインメロディーの歌い上げは秀逸。
6:Stand Alone (Vocalise) サラ・ブライトマン×久石譲[4:15]
第一部のエンディングテーマとして使用された曲。ハミングによって歌われます。
サラ・ブライトマンさんの澄み切った歌声は、
まさに地球という大地に降り注ぐ、優しくそして暖かい太陽の光に見えます。
11:Stand Alone 歌/森 麻季[4:15]
第二部のエンディングテーマとして使用された曲。
美しくも力強い森麻季さんの歌声は、
すべての生命を生み出し、そして全ての命を穏やかに包み込んでくれる偉大なる大地・地球を表現しているようにも思えます。
16:Stand Alone 久石譲×麻衣[2:40]
第三部のエンディングテーマとして使用された曲。
麻衣さんの優しく美しい歌声と合唱は、
後悔や過ちにも負けずに前を向いて歩む人生の、一筋の希望の道しるべのように歌い上げられます。
17:Saka No Ue No Kumo (ボーナス・トラック)[11:23]
11分半にも及ぶ組曲。もはやこの曲を聴くだけで作品の雰囲気が十分に味わえるほどの内容です。
6,11,16の第一部・第二部・第三部のエンディングテーマは
それぞれの作品(部)のテーマを非常に良く表していると思いますし、
そのように作り、歌い上げられているように感じます。
どれも甲乙を付けがたい名曲ではありますが
あえて言うならば、私は森麻季さんの歌う11:Stand Aloneが一番好きです。
この曲に出会えたことに本当に感謝します。
名曲中の名曲。まさに神曲を収録した総集編アルバム。
よろしければ皆さんもぜひ一度お聞きになってみてください。
久石さんって本当にすばらしいですね。
では。
*総集編のサントラは全曲、久石さんの公式YOUTUBEチャンネルで聴くことができます。
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