陣痛室へ移動したのに
痛みに耐え切れず
すぐに分娩室へ移動になった。
陣痛室へいく意味はなくなってしまった 笑
分娩台へあがったときなぜか痛みはたえられるくらいに感じた。
そうだもうだしていいからかな。
さっきまでは子宮口とやらがひらいてないとかで
まだイキんではダメだといわれそれを我慢するのがつらかった。
いよいよ・・・・・赤ちゃんに会える。
それよりも
この辛かった妊婦生活ともおさらばだ
という気持ちが強かった。
助産師さんたちに
「あとすこしですよ~」といわれながら何回も山口さんとコウくんのことが浮かんだ。
出産中だというのに最悪だ。
二人とも
これからは好きにさせないよ。
分娩台にあがっつて20分。
赤ちゃんがでてきた。
ぱっとでてきた瞬間
赤ちゃんをみた。
1!2!3!4!5!
12345!
12345!
12345・・・・・!
赤ちゃんの両手 両足の指の数をとっさに確認した。
体力はもうないはずなのに
ものすごい早さで数えた。
大きな男の子。
3500グラムを超えていた。
赤ちゃんがでてきて45分ほど分娩台の上で休憩するようにいわれた。
アソコを切った様子なので麻酔がきれたら縫い口が痛いと説明された。
一刻も早く体型をもどして
コウくんの気持ちをとりもどしたい・・・・
そんなことばかり・・・考えてしまう。
一度 山口さんへ気がいってしまったコウくんの気持ちは私にもどってくるのかなあ・・
分娩台からおろしてもらい車椅子に乗って病室へ。
コウくんきてるかな・・・
助産師さん「赤ちゃんは病室に先にもういますからね~よくがんばったね~」
赤ちゃん部屋にいるんだ・・・!!早く会いたい・・・!!
ガラガラ!!
助産師さん「ユナさんがはいられま~す!!!!」
部屋には
初めて見る助産師さん1人と
お母さん
お父さん
赤ちゃん
だけだった・・・・・・。
コウくんは・・・・・・・??
助産師さん「おめでとうございます入院に担当させていただく福井です。
あとでまた赤ちゃんをお迎えにきます!!明日から同室になるのでお体を休めてくださいね。」
私「あ・・・・よろしくおねがいします!!!」
母「おめでとう~泣 最初泣き声が聞こえなかったからお父さんと心配でないちゃったあああ・・」
父「ゆな!!おつかれさんな!伊東が電話になかなかでなくてな!!!さっきやっと電話にでて今からすぐ来いと
いったからもうすぐ来るかもしれんぞ~」
母「ほんとあの子どうなってんの!!」
私「ありがとね・・・夜勤で疲れてるみたいだからさあ・・・・」
母「そういう問題じゃないよ・・・・もう来るかもしれないから・・お母さんたち一回帰るね。」
父「また着替えとか足りないもの頼めよ!!」
私「お母さん一晩中ほんとごめんね。」
お母さんは昨日の朝から今まで一睡もしていなかった。
かなり疲れた顔をしていた。
ごめん・・・・おかあさん・・・・
父「ゆっくり休めよ~!!」
お母さんとお父さんはかえっていった。
みんながいなくなったあと
すやすや眠る赤ちゃんのそばへ。
いたたたたた・・・・・麻酔がきれてきたのとなぜか陣痛のような痛みが襲ってきた。
なんだこれえ・・・・・
赤ちゃんみたいのに・・・・・・・・・・°・(ノД`)・°・
ガラガラ!!!!!!!!!!!!!
コウ「お~う!!!!!」
私「コウくん!!!!!」
コウ「いまお母さん達に外で会ったし~!!!めちゃ何か怒られたんやけど~」
私「ごめん・・・・コウくんねてたの??」
コウ「まだ大丈夫だとおもってさ~!!」
私「そっか・・・・・・・・・・・」
ガラガラ!!
助産師さん「ゆなさん!!体調どうですか???あれ???旦那様ですかあ??若くてびっくりです~」
コウ「どうも~!!」
私「私より2歳年下なので・・・・」
助産師さん「じゃああとで赤ちゃんみにきますね~では。」
私「すみません。。。。。」
コウ「うを~こいつ寝てるやん~もう抱っこしたあ???」
助産師さんがきたとき
とてつもなく恥ずかしさを感じた。
病院にくる格好にしては・・・・・・・・・
なんで病院にくるのにそんなゴツイ指輪いくつもはめてくるわけ・・・
で・・・おなじみのお気に入りカラーの黄色いダウンと黄色のクロックス・・・・・・笑
赤ちゃんが起きたので抱っこをうれしそうにしている。
すると携帯をとりだして何やら音楽を流し始めた。
♪~♪♪~♪~♪~
コウ「めちゃいい曲だろ~おまえも聞くかあ~?????♪」
私「コウくん!個室だけど音楽ながすのはやめな!それに産まれたばっかりの赤ちゃんにそんな近くで音楽きかせたらでめだよ」
コウ「おまえは聞きたいよな~しょうがないな~また聞かせてやるからな~」
私「コウくん名前どうする??」
コウ「そうやな~きめないと!!」
私「コウくん今日夜勤のバイト??」
コウ「今日ないよ~!!」
私「今日病院泊まっていく????」
コウくん・・・・とまらない ・・・ だろうな
コウ「あ~!!そうしようかな~!名前きめないとなあ!!それなら一回帰るわ~名前の本とって来るわ~」
私「あ・・・・・とまるの???あ・・・・わかった!!」
コウ「あとさ~!!オカアが赤ちゃんみにきたいって言ってたから迎えにいってくる!!」
げ・・・・・あ義母さん・・・・・・くるのか・・・
明日にしてほしいな・・・・眠すぎる・・・
もう夕方になっていた。
でもお義母さんもみたいよな・・。
コウくんが1回帰宅した。
泊まってくれることにすごく驚いた。
やっぱり自分の子どもの顔をみたからはりきってるのかな。
でもうれしいな・・・コウくんと一晩一緒にいれるのは・・・・・・
んんん・・・・・・・何ヶ月ぶりなんだろう。
久しぶりすぎて逆に何を話していいかわからないくらい。
でもうれしいなあ・・・・・
赤ちゃんはナースセンターへ移動したので私1人。
はああああああああああ・・・・・
少し寝よ。
本当に疲れた。
ガラガラ!!!!!!!!!!!!!!!
「やああああん赤ちゃんどこ~??」
げげげ!!!!この声・・・・・・・・o(;△;)o
お姉ちゃんのリカさん・・・・・・
「ゆなちゃんおつかれさん!!」
お義母さんとリカさんがきた。
赤ちゃんを助産師さんにつれてきてもらった。
リカさんが何枚も何枚も写真をバシャバシャ。
伊東母「今日はもう帰るわね~疲れたやろまたくるわね!!コウは後でくるっていっつてたから!!じゃあまたね」
15分くらいで帰っていった。
助産師さんがまた赤ちゃんをむかえにきた。
私「何回もすみません・・・・」
助産師さん「いいですよ~でも明日からは同室になるから本当に大変だから今日は体やすめてね」
私「すみません・・・・」
助産師さん「入院期間中は訪問する方がたくさんいるかもしれないけど体調悪いときとか
断ったりしないと大変だからね」
私「はい・・・・・・・」
といわれたのもつかの間・・・・・
ガラガラ!!!!!!!
「ゆなちゃん~いる~ううううううううう???????」
((o(-゛-;)
誰やい・・・・・・・
お母さんの昔勤めていた会社の人と娘さんだった。
なんでしってるの~・・・・・・!!!!
いくみさん「さっきさ~お母さんに偶然会ってさ~!!つかれた顔してたからどうしたのか聞いたらさ~!!!!」
私「わざわざすみません・・・・・」
いくみさん「無理やり聞いちゃったわよ~笑 明日いくってお母さんにはいったんだけどさ!!きちゃったああ」
私「わざわざすみません・・・・・」
いくみさん「実はさ~マドカちゃんが婚約したからさ~赤ちゃん産まれたらどんな感じかみたくてえええ」
自己中・・・・・・・・・・・汗
そのあと婚約者さんの写真を散々みせられ感想をきかれ
どっと疲れた・・・・・・・・お母さんには明日報告しよう・・・・・・
赤ちゃんはさっきナースステーションに預けたばかりだったのでまた
こちらにつれてきてもらうのが気まずい・・・・・・
いくみさん「あかちゃんはあ??????」
私「今日はナースステーションにいるんです!!」
いくみさん「じゃあ私頼んでこよ~っつとおあ!!ゆなちゃんは寝てていいからね!!私が連れてくるからあ!」
げげげげげ・・・・・・そんな気づかいいらないんですが・・・・・・・・
あああああああああああ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・