誕生日調査企画 File2.水瀬伊織 「理想的な誕生日」

 

Q:「理想的な誕生日の過ごし方を教えてください」

 

 

 

 

そうですね…。

改めてあまり考えたことが無かったので、少し考え込んでしまいます。

私は、比較的周りの記念日には敏感なほうだと思っているのですが、二十歳を超えたあたりから自分自身の誕生日にはさほど頓着しないようになってしまって…日々の仕事に追われていることも多く、皆さんがお祝いして下さって初めて自分の誕生日に気づく…という年もありました。

 

 

そうそう、お祝いと言えば…毎年私の誕生日を一番にお祝いして下さるのが、実桜様です。

…ふふ、お優しい方でしょう?当人さえも忘れてしまっているような誕生日の日付を覚えて下さっているというだけでもありがたいのですが、いつも当日にはプレゼントまで用意して頂いて…。

 

 

ん?どんなプレゼントなのか?

…そうですね、幼少の頃はよくご自身の描かれた絵をプレゼントして下さいました。私の似顔絵や庭に咲いた綺麗な花など、とても精巧に描かれていましたよ。もちろん今でも、その絵は大切に保管してあります。

最近では、扇子などの普段使いできるような品をよくプレゼントして下さいます。普段からよく観察しておられるのか、ありがたいことに丁度新調しなければと思っていた物を贈って頂くことも多く、度々驚かされます。

 

 

…ええ、とても嬉しいですよ。物自体もそうですが、私のためを思って真剣にプレゼントを考え用意して下さったのだ、ということが伝わってきて…心が温まります。昨年の肩たたき券も、ちょうど書類作業に立て込んでいた頃に頂いたものですから…。

 

 

ああ、すみません。話がだいぶ逸れてしまいましたね。

「理想的な誕生日の過ごし方」ですが…これまでの誕生日を思い返してみて思うのはやはり、普段と変わらずその日を穏やかに過ごすことができれば、それだけで幸せなのではないか、ということですね。

一見つまらない答えかもしれません。ですが私は平凡な毎日を、かけがえのない時間を…そして、その中で見つけることのできるささやかな幸せを、これからも大切にしていきたいのです。

 

 

長々と失礼しました。ご質問、どうもありがとうございます。