こんにちは!
ハワイで0-3歳日英バイリンガル家庭保育園保育士兼オーナー兼2児のママである西村奈々です。
前回のブログから 経験と子どもを信じること
の例を一つ挙げます。先にこちらをお読みください。
ハワイでもコロナの影響で私のデイケアを4月中旬から6月中旬までの間、一時閉園にしました。
(以降、再開園していますが規制が緩んだハワイは日によって1日の新感染者数が40人を超えたりしています。)
3月末から6月中旬までの閉園中、日本時間毎週日曜に0-3歳グループと4-6歳グループに分けて1日に2本無料オンライン保育を提供していました。
0-3歳グループで、フルーツカップを作ったクラスでのお話です。ちなみに4-6歳グループでは、この日は、おにぎりを作りました。
材料はお好きなフルーツ、イチゴやバナナ、ブルーベリー、ヨーグルト、シリアル。これらをカップの中に重ねて入れていきます。
初めての時はバナナを切るのはお勧め。柔らかいから切りやすいです。
このクラスは2歳のお子さんが数名いらっしゃいました。ある2歳の男の子のママから、こんな感想を頂きました。
クラスで初めてバナナの皮を剥いたんですね〜!
いつもはママが皮を剥いて、ハイッと出されるバナナを自分で剥く。
私はこのクラスで、バナナを用意した人は、皮を剥いてもらうところから始めました。
ママにしたら剥いてあげるが当たり前だったのですが、ママは男の子が自分でできることに気づきました。
男の子は自分で剥けることに気づきました。嬉しかったでしょうね〜。
こんなふうに大人が無意識で子どもの経験できる機会を奪ってしまってることって、あったりしますよね。それは、ママの愛からかもしれないし、無意識にお子さんのできる力を信じていなかったからかもしれない。あっ、無意識にね。
この男の子は、ママが今までバナナを剥いてくれてたのを見ていたから、剥けただろうし、この後、嬉しくてバナナは自分で剥くようになってるんだろうな!
やっぱり経験と模倣は、ここでも一体化。
デイケアでも、おやつのバナナは2歳前から自分で剥いてもらいます。その時、ひと筋皮を剥いておいてあげると、剥き出し始めやすいです。
初めて自分で剥くように皮付きで渡したら、剥き方を知らないお友達は皮ごとガブッといくこともあるので(デイケアではあります。これも経験)一緒に剥いて見せてあげてくださいね。