この世界の片隅に | 岩井七世オフィシャルブログ a k u b i 

この世界の片隅に

映画「この世界の片隅に」

11/12より公開になりました。

やっと映画館で観られる!

 

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「アリーテ姫」や「マイマイ新子と千年の魔法」などの片渕須直監督。7年前、「マイマイ新子と千年の魔法」を観て胸打たれた私は内心うきうきです。

 

主演は、のんさん。

一緒にアフレコさせて頂いたのですが、そこで喋っている彼女はすずさんそのものでした。のんさん以外のすずさん、思い浮かびません。

 

私は白木リンさんの声を。

艶やかで、あどけないところもあって

愛しい人です。あっという間だったけど、楽しい収録でした。

仕草がきれいなの。みつけてね。

 

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 音楽はコトリンゴさん。

高校時代からずっとアルバム聴いてた私は内心うきうきです。この映画のためにうまれたサントラも発売中。えらいこっちゃ。

 

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そんなコトリンゴさんの歌う主題歌

「悲しくてやりきれない」

ザ・フォーク・クルセダーズのカバー曲です。フォークルファンでもある私は内心うきうきです。この曲、いろんな方がカバーしているなかでもコトリンゴさんのカバーがとびきり好きで。幸せな日も悲しい日も聞きたくなる不思議な包容力。今まで何度も何度も聴いたこの曲が、映画のために新たに生まれ変わっています。骨身に染みまくる。

 

 

そして声を大にして言いたい。

こうの史代先生の原作も、

本当に本当に素敵です!

 

生活のなかの淡いちいさな記憶。

漫画を読んでからずっと余韻が消えないまま、すずさんが私の中にも存在している気がします。もちろんどちらから先にみてもいいのですが、わたしがおすすめしたいのは、漫画を読んでから映画館へ。

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物語のカケラがひとつひとつ丁寧に縫い合わされていて、音楽に優しく包まれて、みんなちゃんとここにいて、生きていました。少しでも自分の関わった映画の試写で泣くなんて恥ずかしくて必死で抑えたけどこらえきれなかった。

泣きたくなるのは戦争のせいばかりじゃない。エンドロールも、最後まで味わってみてください。

観たあと、ちょっとしあわせ。

ようやく映画館で見られるので、私は少なくともあと3回は。純粋な観客になって楽しみたいと思います。