「今後、土地や家の売却については、私が母のサポートをしてこちらで処理を
そのほかの条件関係については、後日弁護士さんを
明日、母が一度必要な荷物を取りに行くと思うので
私は絶対、あなたのことを許しません」
これは、決戦の日の夜、私がクソジジイ宛に送ったメールです。
あとで夫に「怖い」と言われましたが、これでもできるだけ冷静に、言葉をかなり選んでそぎ落としてまとめた結果でした。
あいつは、母が出て行く時、「俺が出て行く」と言った。
でも母には、姑のいる家に自分が残るという選択肢はないわけで、となれば全部売って次の生活費にまわすことを考えなければと思いました。
冷静になって、自分は家を追い出されたら生きていけない、自分の母親はどうするんだと、今さら焦ったのでしょう。
私からのメールが届いたあと、クソジジイは母に信じられないメールをしました。
クソジジイ「智美と別れてまで優子と一緒になろうなんて考えていません。優子とは別れました。リョウから名義を変えろと連絡があったけど、やっぱり出て行くのは難しいです。それでは生活ができません。せめて、他人として衣食住を共にしてもらえませんでしょうか?」
ここまで謝罪もない上に、住み込みの家政婦さん扱い。
どうせ、「優子、別れることになったよ! これで心おきなく一緒になれるね!」とでもクソババアに連絡して、あっさり「え? 私はそんなつもりなかったんだけど?」とでも言われたのでしょう。
35年連れ添った挙句に裏切った妻を、この人はなんだと思っているのでしょうか。
私たちにはもう、母にかける言葉が見つかりませんでした。
私は再び、クソジジイに怒りのメールを送りました(長すぎるので割愛します)。
そして、もうひとりの主犯格、優子にもメールをすることにしました。
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