このブログを始めるに当たって、私が最初にしたことはアカウント名を考えることでした。
「ナナリョウ」という名前は、私から母へのメッセージです。
私が生まれる時、両親はなぜかお腹にいるのは男の子
だと思い込んでいました。
当時、母が男の子にどうしても付けたかった名前が、「リョウ」でした。
分娩に立ち会わなかった父は、寝かされた私を初めて目にした時、ガッツポーズをして喜んだそうです。
4000gもある巨大児だったので、仕方ないのかもしれません。
顔を見た上で男の子だと確信した父は、「元気な女の子
ですよ」と看護師さんに言われ、コントのようにその場で崩れ落ちたといいます。
母は、もし女の子だったら「ナナ」がいいなとは思っていたものの、父の男の子願望が強すぎて、ぼんやりと考えていただけ。
結局、画数まで調べて祖父がずっと温めてくれていた名前に決まりました。
あの時、母が付けられなかった名前を取って、「ナナリョウ」としたわけです。
私は、最初の結婚で披露宴をあげた時、「両親への手紙」を読みませんでした。
プランナーさんに何度も押し付けられそうになりつつも、それだけは頑なに拒否し続けました。
披露宴のあと、母と2人で食事をしていた時、「なんであの時手紙を読んでくれなかったのか?」と、ふと母が私に聞きました。
「父に対して、何も言葉が見つからなかったからだよ」
家を出てから10年が経って、ようやく父に対する私の怒りを話したのもこの時です。
母への感謝はいくらでも書けた。
祖父母への思いや感謝も書けた。
妹や弟に対しての愛情だって、ああいう時に言葉にしておくべきだったのかもしれません。
でもどうしても、父に対しての感謝の言葉が、一文字も出てきませんでした。
そのせいで私は、感謝や愛情を伝えたい人たちにも伝えられないまま、この歳になったのです。
だからというわけではないですが、せめてこのブログを、母がいつか読んでくれたらいいなと思っています。
実はこのブログは妹も読んでいるのですが、読んでくださった方のコメントを読んだ彼女から、
「皆さんのコメントが温かすぎて、お母さんに読ませたい。身内よりも親身になって怒ってくれたりしてる。顔も名前も知らない人に救われるね。ありがたい」
とLINEが届きました。
私も、同じ気持ちです。
本当に、ありがとうございます。
いまだにいろいろなことが起きていて、正直まだ、結末は見えません。
でもいつか完結できたなら、その時は、妹と読み返して、酒の肴にでもできればなと思います。
だらだらマイペースな投稿ですが、今後とも、よろしくお願いします。
