父が履歴をすべて消していたのには訳がありました。
実は私が大学生の頃、一度母が父の携帯を見て、浮気を疑ったことがあったそう。
その時はすぐに責め立て、父が逆ギレして話は終わり。
以降、携帯の履歴をすべて消すようになった、と母は言っていました。
てゆーか、ロックをかければ済むのでは……って話なんですけど、そこは世代が違うということなんでしょうね。
ロックはかかってないので、見放題といえば見放題のままです。
初めて母から父に対して「許せない」という言葉が出たのは、母が送受信BOXの「ゴミ箱」に気づいた日のことでした。
そこにはたまたま、完全削除される前の、父の送信メールが……。
なにやら優子に対して謝罪をしていて、こんな文面が続いていました。
父![]()
「今の優子の心境は、俺とは一緒になれない…でしょうか?
どう避難されても仕方がないのだけど、優子が敵にヤキモチを焼くことは、俺にとって一番つらいことなんです。
敵が原因で優子と暮らせないでいる。
優子は自由の身なのに、俺が踏ん切りをつけていないから。
本当に、ごめんなさい。
ただ、これだけは言わせてください。
後にも先にも優子だけ![]()
その気持ちは変わらないです」
いやー「許せない」というレベルではない
。
自分の夫がほかの人にこんな文面を送っていたとわかったら、私ならすぐに暴れてます。
改めて説明するまでもないですが、この文面で「ぜったい許さん!」と思ったポイントは以下の5つ。
(1)「一緒になれない」
逆を返せば、一緒になろうと話していたけど、喧嘩が原因でそう思えなくなったか? を確認しているわけで。
少なくとも父は「優子と一緒になりたい」とまだ思っているということ。
(2)「敵」
これについてはまた改めて書きたいと思いますが、兎にも角にも、40年も連れ添ってきた母を“敵”と父自ら呼んでいたことに、怒りを覚えないはずはない。
(3)「暮らせない」
(1)同様に、母と別れて一緒に暮らしたいと願っている。あり得ない。
(4)「優子は自由の身なのに」
結婚していること、家族がいることが自由を奪っているかのようなとんだ被害妄想。
誤解のないように加えておくと、うちでは結婚で自由が奪われてしまったのは100%母のほうだと断言できる状態でした。
ちなみに、この時点ではまだ相手の正体がわかっていなかったため、この表現によって
・相手は少なくとも今は独身
・「自由の身」という書き方から、もしかしてもともとW不倫だったのか?
なんてことも考えていました。
(5)「後にも先にも優子だけ」
この時点で私の中では終了。はい、シューリョー。
母の40年をすべて否定した父を、許さないと誓った。
私にとっては、父を“敵”と定めるにはこのメールで 十分でした。
私ももういい大人だし、いくつになっても人が恋愛したり、時には不倫に走ることもあるなんてことは十二分に理解しています。
理解しているというか、そもそも否定するつもりもありません。
自分だって、クリーンじゃない恋愛もしてきましたしね
。
ただ、母を「敵」と呼び、それを母が見てしまった以上、私たちに戦う以外の選択肢はなくなりました。
このメールがきっかけで、妹が私たちのグループLINEにつけたグループ名は「敵と呼ばれた私たち」。
母が敵なら、私と妹、もっと言えば家族全員が父の敵だ! ……とまでは妹は思ってなかったでしょうけど、少なくとも私はそう思ってました。
そして、母にとっては一番の敵、優子の素性も明らかになっていったのです。
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