幻聴と幻覚が混沌としてる中、
所々意識が残ってるのは、
母と姉が救急車に乗り込んでくれてた事。
救急隊員の話をおうむ返しする私は、
「これから入院するんだって」
と、他人事のように2人に話しかけながら、
途切れ途切れの意識の中過ごしていた。
幻覚を見ていたので、
色々な人と戦ってるつもりだった。
過去に務めてた会社の先輩や上司や、
普段の仲の良い親戚までも。
たくさんの人が現れて、
みんな私を責めていた。
いくつかの検査の末、
医療保護入院と告げられた私は、
一般病棟ではなく、急性期病棟に入院する事が決まった。