担当医の判断で、強制的に入院が決まったが、
すぐに診断がついた訳ではない。
私が入院したのは耳鼻科。
立ち眩みや眩暈がひどかったことから、
メニエール病を疑われて、
耳鼻科入院となった。
色々な検査をしたけれど、
その病気の要素はない。
診断はつかない。
トイレも行けないので、
ベッドの横に簡易トイレを置いてもらう。
食事もほぼ食べられない。
歩けないので、車いすでの移動になるが、
正直揺れて気持ちが悪くなる。
大部屋では見た目が元気な入院患者さんが
私に差し入れをしてくれる。
なぜか私のいた部屋は、
糖尿病の人が多かった。
お見舞いにきた方の差し入れが
私のところへ回ってきた。
元気だったら、美味しくいただけたけど、
吐き気と眩暈で絶不調。
いただいたものは、
会社関係でお見舞いにきてくれた人へ
渡すこともあった。
状態把握のために、
業務課の後輩がよく来てくれた。
私の体調が不安定で、
短い面会時間でも、
体力がもたないほどになっていた。
そんな中、得意先の人で、人づてに話を聞いて
来てくれた人もいた。
一生懸命仕事をしてた
と言ってくれた時は嬉しかった。