ユニークな見た目と、
物事をそつなくこなす存在。
今では普通だが、
当時は背丈も高い方。
声も大きく、何かと目立つ。
人見知りもしないため、馴れ馴れしさもあった。
そんな私に始まったのは、
からかいだけでなく嫌がらせ。
それは同じクラスだけではなく、
他のクラスの男子。
例えば、選抜を決めるために
短距離走のタイムを計る。
今までトップだった子達のタイムに
私も加わる。
「転校生に負けてやんの~」
と、成績優秀でスポーツ万能な男子が言った途端、
負けた女子に胸ぐらをつかまれ
「いい気になるな!」
と言われたこともあれば、
靴や上履きを隠されたり、
画びょうなどで細工されたこともあった。
配布物が回って来なかったり、
教科書が汚されたり、
ゴミ箱から見つかるなんてこともあった。
・・・まぁ、中学でもこんなことありましたけどね💧
とにかく、女子が注目する男子が、
私に一目置いたりすると、
そのやっかみは色々あった。
もちろん、男子にも私をよく思わない人はたくさんいたので、
ユニークな私のコンプレックスな部分を、
通りすがりに指摘したり、
大声で叫ぶ人もいた。
大好きで、楽しかったはずの学校生活の時間が、
だんだん苦痛になってきた。
休みがちになったこともあったが、
なんとか通えたのは、
そんな私とも仲良くしてくれた
友達がいたからだと思う。