前回の続きです。



そう。

そんなこんなで(詳しくは①を見てね)

私は幼稚園には行かなかった(行けなかった)




朝早く起きて、

幼稚園のスモッグもどき?の服に着替え、窓から集団登園する友達の様子を隠れて見るのも、その内やめたような気がする。



1枚しか無かった、

幼稚園の制服に似たその服も、

いつの間にか家の中から消えた。

(たぶん、汚れてボロボロになって、捨てられたんでしょう)





幼稚園に憧れて、憧れて…



それでも行けなかった私は、

小学生になると水を得た魚のように、

毎日元気一杯ウキウキと小学校に通った。



勉強はたいして出来なかったけど、

体育と図工だけは得意な子供だった。



そんな学校からの帰り道、

普通の通学ルートではなく、

裏道から1人で帰るのがお気に入りだった私 (いわゆる変人)(笑)





その裏道の途中には、

憧れのM幼稚園がある✨



ある時、いつものようにM幼稚園の前を通ると、何やら聞き慣れない音楽と、手拍子、女の人の優しい声が聞こえてきた。



その音楽につられるように、

ついに私は憧れだったM幼稚園の門を、初めてくぐった。



音のする方へする方へ歩いていくと、

一つの教室の前に辿り着いた。





覗いてみるとそこには、

10人ぐらいの小さな子供達と、

綺麗な女の人が居た。



何やらバーのような物を片手で持ち、

片足立ちで立って足を上げたり下げたり、手を上げたり下げたりしている。

(表現力無くてすみません)







見たこともない、

綺麗な物を着て綺麗な靴を履き、

綺麗にまとめられた髪で、



聞いたこともない音楽に乗せ、

見たこともない動きをしている。





いっぺんで私は魅了され、

それから事あるごとにその教室に

(勝手に) 通うことになる。



通うって言っても、

正式に習ってる訳ではないので、

まぁ覗き見?しに行くだけなんやけどね(笑)





             つづく