物騒なタイトル、すみません🙇

いえいえ、姑、舅のことではございません (笑)

うちの、ノータリーン(脳足りん)の、
主人のことでございます🙇

娘が中学生ぐらいの頃のことでございます。
(相変わらず、時代があっちに行ったりこっちに行ったりしてすみません)

ある日突然主人が、デパートに行こうと。
何でも好きな物買ってやる、
何か欲しい物は無いのかと。

もともと物欲があまり無い私。

「う~ん、急に言われてもなぁ~」
「特に今、欲しい物無いなぁ~」
「思いつかんわ」

と、返事しました。

本当に欲しい物が無かった
(思いつかなかった)
こともありますが、実は体調が(心調が?)
凄く悪かった(>_<)

デパート!?

とんでもない!
人混みに行くん嫌や(>_<)
足元ふらふらするし(>_<)
実際、行ったところで、
何も選べずに帰ってくるに違いない (>_<")

主人には言わなかったけど、
そう思いました。

自分で自分の体調(心調)は、
よ~く分かっていました。

スーパー行くだけなのに、
決死の覚悟で行く日もありましたから(>_<)

つまり、その日私は
そういう体調(心調)だったのです。

「いいわ、いいわ、ほんまにいいわ~」
「欲しい物、何にもない」

断りました。

が、こういう時の主人、かなりしつこい(>_<)
ふだん、悲惨な目にあわせてるから?

嫁孝行?罪滅ぼし?の押し売りです(>_<)

根負けして、某デパートに行きました。

かなり、ふらふらしています(>_<)

デパート着いたとたん、

「ほんならな、ワシ行くで」
「ちょっと用事あるからな」
「ワシおらん方が、ゆっくり買い物出来るやろ?」
「一時間ぐらいで迎えに来るわ、なんか選んどけよ」

「え?え?え?」

華麗に身をひるがえして、私がまだ何も言ってないのに、あっという間に私の視界から消えました (;_;)

「ちょちょちょ…ちょっと待って…」

言った頃には、影も形もありません。

そう。
うちの主人、

超絶、ミラクル、スーパー
せっかちさんです(>_<)
(私もだけど…)

一人取り残された私は、それでも主人の期待?に答えようと、必死で買い物しようとしました(>_<)

が、やっぱりあかん(>_<)

買い物してるはずなのに…

何も見えないんです(>_<)

この感じ、この感覚。
たぶん、同じ病気の人しか分からない(>_<)

目も開いてる。
耳も聞こえてる。

なのに、何も見えてない(>_<)
何も、考えられない(>_<)

普通、健康な人なら
買い物するってこんな感じかな?

「わ~~~、素敵な服いっぱい~~~❤️」
「あ、これ、私の欲しかったやつや~ん」
「あ、でもこっちもステキ~❤️」
「でも、サイズあるかなぁ~?」
「こっちの柄の方がいいやろか~?」
「ちょっと店員さん呼んで、聞いてみよ~」

女の人なら、一度は体験したことのある
この感じ (笑)
至って、ごく普通の買い物シーンですよね?

健康な人には分からないかも知れませんが、
びっくりすることに、上↑に書いたこれ。

当時の私には、何ひとつ出来なかった(>_<)

私は、ただその場で立っているだけで必死(>_<)

大勢の楽しそうな人が行き交う中、何も出来ず、何も考えられず、

ただ、デパートの端の端で、
誰にもぶつからないよう、
誰の邪魔にもならないよう、

手すりみたいなとこに
必死で捕まって、
ただじっとしていた😢

そんなにしんどいなら、椅子でも探せばいいのに、それさえも思いつかないほど、テンパっているんです(>_<)

なぜなら、大勢の人が行き交うデパートは、
人でごったがえしているデパートは、

私にとっては、戦場(>_<)

いろんな人の話し声、音楽、
スピーカーから流れてくるアナウンス。

それさえも、怖い
((((;゜Д゜)))

でも、主人が戻ってきたら…
何も選んでなかったら…

きっと、がっかりする (/_;)/~~

震える足で歩きましたがな(>_<)

懸命に洋服、見ましたがな(>_<)

少し見てるだけでやたら話しかけてくる店員さんに、いちいち ビクッとしながら (笑)

でも、タイムアウト(>_<)

ノータリーンの主人が戻って来ました(>_<)

一時間半ぐらい、経っていたでしょうか?

私の顔を見るなり、

「お! 何かええもんあったか?」
「選んだか?」

嬉しそうです(>_<)

「それがなぁ~、何も選んでないねん~」
「色々見たけどな、欲しい物がないねん~」

言いました(>_<)

主人、顔色変わりましたがな(>_<)

さっと鬼の形相になって、何でやねん!
お前にゆっくり買い物さしたろう思って、
わざとゆっくり時間潰してきたのに、
なんで、一時間半も時間あって
何もよう選らばんねん!!

「待っとったるから、はよ選べや!!」

かなり、怒っています。
がっかりして、怒っているのです😢

私はもう、疲労困憊(>_<)
とてもじやないけど、機嫌の悪くなった主人を連れて、笑顔で買い物など出来ません(>_<)

「帰ろ…お父さん帰ろ」

震える声で、言いましたがな(>_<)

主人は相当、粘りました(>_<)
何でもええから買えと。

私も、粘りました。
もう、立っているのも、デパートの人混みにも、騒音にも、限界です( ;∀;)

主人は根負けして、帰ることになりました。

そして、帰る道中の車の中、
まっすぐ前を向いたまま…



「お前は…

  ほんまに、
  インケツや         なっ!!」    

吐き捨てるように、言いました(>_<)

インケツ…

花札などの、博打用語です。
分からない人もいるかも知れませんね。

私も博打しないので、やってる人の側にいてなんとなくニュアンスで覚えた言葉なのですが、とにかく恐ろしく 悪い 意味だということだけ、知っていました。


❔❔❔❔❔❔❔❔❔❔❔❔❔❔❔


今、ウィキペディアで調べました(>_<)

「最低」
「最悪」
「縁起が悪い」
「貧乏神」
「疫病神」

  ((((;゜Д゜)))

当時、まさかここまで悪い意味だとは思わなかったけど(>_<)

ふだん絶対に人の悪口や、人のすることを悪くとったりしない主人が、ある人のことだけ

「ほんまにインケツや!!」

…たまに言ってました。

あんな親から産まれたとは思えないほど、
心は(心だけは)綺麗な主人。

厳しいところもありますが、絶対に人の悪口を言わない、人のことを悪くとらない。

そういうところだけは、尊敬していました。

そんな主人が言うんですから、
本当に本当にその人は、悪い人なんだろうと。

だから、私の中で「インケツ」という言葉は、ものすごく悪いイメージがありました(>_<)

なので、それを言われた時、身体中に電気が走るほど、ものすごくショックでした (°Д°)

で…


「こいつ、マジで殺してやろうか」と。

私が、なぜ、こんな風になったのか、
あんたは、考えたことがないんかと。

何も無いのに、放っておいたら私がひとりでに、こんな風になったとでも思っているのか?

女の唯一の楽しみといってもいいぐらいの、
買い物さえ出来んようになったわが嫁を、
哀れむ訳でもなく、可哀想と思う訳でもなく、申し訳ないと思う訳でもなく…

「インケツや!!」

言い放った横顔を見た時、

「こいつ、いつかマジで
    絶対殺したる!!」

と、思いました(>_<)

今思い出しても、腹わた煮えくりかえるし、
私はたぶん、この一件は一生忘れへんし、

一生、許さん!!

普段はもちろん忘れているけど、
この一件を思い出したら、必ず

主人のことが、一瞬にして
大嫌いになる(>_<)

そして、今でも離婚したい
気持ちになる 。・゜゜(ノД`)



※追記※

いささか過激な文章になってしまったので、
追記です🙇

もちろん、今は殺意など微塵もございません。(いや、すこ~しならあるかな? 笑)

かれこれ、20うん年前のまだまだ血気盛んな、若かりし頃のお話なので、ご容赦くださいませ🙇🙇🙇