入院中、私を支えてくれた、パンダさん。
腰が痛い時、お腹が痛い時、体勢がキツい時、いつも助けてくれたパンダさんです
~女性の皆さんへ~
私が闘っているがんは、卵巣がんです。
私は卵巣がんが見つかった年の1月に、子宮がん検診を受けていました。
体の不調(下腹部の鈍痛)が出たのは、5月です。
卵巣がんになってから、
『卵巣がんは子宮がん検診では、分からない』
という事を知りました。
もし、今生理痛が酷い、下腹部に鈍痛がある、違和感がある、不正出血がある、何かしら異常があったら、すぐに婦人科を受診して下さい。
子宮がんも、子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がん、と色々種類がありますが、卵巣がんが一番見つかりにくいがんだそうです。
特に子宮内膜症、子宮腺筋症、卵巣嚢腫、子宮筋腫などがある方は、痛みに慣れている為、なかなか婦人科に行くタイミングを逃しがちかもしれません。
私も、どうしてもっと早く婦人科を受診しなかったのだろうと、後悔しても後悔しきれません。
女に生まれてきて、
子供を産む事が出来なかったからです。
毎月毎月、のたうちまわり、なんの為に生きてきたのだろう、と思います。
鎮痛剤を飲んで、症状が治まっても、それは一時的なもの。病気が治った訳ではありません。
私は生理が始まった頃から、生理痛が酷く、必ず寝込んでいました。でも、母親に生理くらいで寝込んでいてどうするの、と叱られていました。
だから、ガマンしなければならないもの、と思っていました。
ロキソニンも効かなくなり、救急車を呼んだ事もあります。
今思えば20代から、生理前症候群PMSもあったと思います。でも診断された訳ではありません。
恥ずかしくて、婦人科に行けなかったのです。
歳をとるにつれ、生理期間、生理前だけでなく、月の大半、仕事に支障をきたすくらいに、立っていられないほどの痛み、貧血などの症状が出るようになり、ようやく婦人科に行きました。
婦人科に行って、検査結果、子宮内膜症(子宮腺筋症)、卵巣嚢腫、子宮筋腫と診断され、子宮全摘出を勧められました。
40そこそこでしたが、私は全摘出を決断出来ず、
「取りたくありません」と先生に伝え、毎月生理を止めるホルモン剤を飲み、症状を抑える治療を受けていました。
それから、4、5年経ってからの卵巣がん発病でした。
放置しておくと、がんになる事もある、と言われたかもしれません。でも、サラッと言われたので、あまり記憶にありません。
最初に、子宮全摘出を勧められた時は、
私はがんでもないし、がんになれば取ればいいし、という安易な考えでいました。
まさか、本当にがんになるとは思っていませんでした。
「がんになれば取ればいい」
そんな、簡単なものでは、ありませんでした。
私は、昨年の7月に「卵巣がんの疑いあり」と告知。
8月に手術、「目に見えるがんは、全て取りました」と言われ安心していました。
9月末から、「再発予防の為に、念の為抗がん剤治療をします」という話だったのが、抗がん剤治療から、3ヶ月ちょっとで、「肝臓に播種らしき影が見える」と言われました。その時は「まだ、はっきり分からないので経過観察で、3ヶ月後に、またCTを撮ります」という事でした。
3ヶ月後、離れた肉親も呼び出され
「肝臓播種、卵巣がんの再発です」と言われました。
私は、術後3ヶ月で、再発したのです。