未婚で出産、娘と二人暮らし。
漫画家七尾ゆずのブログです。
娘のミライです。
(なぜかきのこコスプレ)
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「母40歳、女子高生になりました・①」
”逃げる”について
なんかよく「辛い時は逃げて」と言う言葉をよく聞きますよね。
なんかそれを聞くと「逃げれば全て解決する」みたいに聞こえるじゃないですか。
「母40歳、女子高生になりました」2巻でも描いたんですが、逃げた先で酷い目に遭うこともあると思うんですよね。
「逃げろ」はきっと「問題を抱えてる人を救いたい」と思う優しさで言ってくれるんだとは思うんです。
でももしいじめで不登校になったとして。
「学校から逃げればいい」は家がその子にとって安心して逃げれる場所って前提だと思うんです。
家が安心して逃げれる場所なら心が回復するまで家で休めばいいと思うんです。
でも家が逃げ場所として適さない時、家にこもっちゃったら悪化する事だってあると思うんですよね。
そして子供にはどこが安心して逃げれる場所なのかは分からない気がします。
だから学校から逃げる時は他にも居場所は作った方がいいと思います。
習い事だったり趣味の仲間だったり。
それってただ「逃げる」だけじゃなくて「安心な居場所を作って逃げる」だと思うんです。
トー横界隈の子供達だってきっと逃げてきたんですよね。
そこで同じ傷を持った子供達と出会えるかもしれない。
それと同時に酷い目に遭う可能性だってかなりある。
でもきっとあそこにいる子供達に「危ないよ」と言った所で届かない訳で。
ちなみに私はかつて逃げては痛い目に遭ってばかりでした。
そんな人間からすれば「逃げたからって問題解決しないよな」と思ってしまうんです。
残酷な現実ってありますもんね。
”死ぬくらいなら逃げろ”と言う人もいるけど。
死ぬ事が”辛い現実から逃げる事”だと思ってる子も居るかもしれない。
だって逃げる場所なんてないんだもん。
自分の経験から学んだことは…。
「目の前の問題から逃げない」です。
問題があったら解決法探してどれか選んで実行する。
まぁ逃げたい時に逃げてたら1人で子育てなんか出来る訳ないですしね。
ミライにも小さな事から一緒にやって教えてます。
大人になるまで私自身、そう言う方法を分かってませんでした。
逃げないと言うより”逃げるにしても逃げ方がある”気がするんです。
シンママで、もし子育てに追い込まれて無理になったら。
”子供を安心な場所に逃して自分も安心な場所に逃げる。そして心の回復を待つ”とかも逃げ方の一つかな、と思います。
安心な場所に子供を逃がそうと思ったら行政に頼んだりの何らかの行動を起こさなきゃいけないので、それはちゃんと”目の前の問題に対処した”って事だと思うし。
それって素晴らしいと思うんです。
子供も自分も守ったわけですし。
いろんな選択肢はあると思うんですが安全に逃げてほしい。
そんな想いも「母40歳女子高生になりました」2巻の結愛ちゃんのエピソードに入ってます。
私の考えが足りない所もあるとは思うんですが。
子供達に辛い目にあって欲しくないなぁと思います。
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