未婚で出産、娘と二人暮らし。
漫画家七尾ゆずのブログです。
娘のミライです。
(なぜかきのこコスプレ)
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20代後半から始めた”好き”を育てる
「もうこの歳になったら色々遅いわ〜」なんてお考えの皆さん。
私が20代後半から始めたことがあります。
それが”プラスの感情を言葉にする”と言う事でした。
私は以前、好きな事を語る事が出来ませんでした。
語れないというか好きな事が分かりませんでした。
漫画家を目指す中で編集さんに「どんな漫画を描きたいの?」「どんな漫画が好きなの?」と言われる事が多くありました。
正直、何をしたいかとか何が好きかなんて分からない。
漫画家になりたいと努力してるのに好きな漫画が分からない。
何度も読み返して涙してるのにその漫画が「好き」なのかが分からない。
このままじゃ漫画家になれないんじゃないかと危機感を募らせ始めたのが”プラスの感情を声に出す事”です。
「その服かわいいですね」
そんな一言でも”自分のプラスの言葉"を出していく。
「ああ、私はこの人センスが素敵だと思ってるんだな」と改めて認識する。
とにかく心に沸くいい感情を出して行く。
今思えば私の育った家庭ではマイナスの感情が飛び交ってました。
たまに姿を見せる父はいつも酔っ払ってて世の中がいかに汚いかを語っていました。
それはそれで個性的だとは思うんですが。
いいなと思って美しい事を口に出そうもんなら”社会の現実”として全否定されました。
今で言えば「SDGSで世の中の役に立ちたい」なんて父に言ったら「綺麗事じゃ!あんなんで金が儲かるか!」と言われる感じです。
逆にお金が儲かると思えば「ええか?今はSDGS関連が儲かるぞ〜!」と喜んでたかもしれません
母は社会的に美しく正しい事はいい事だと言ってくれました。
そんな母が好きでした。
…がよく馬鹿にはされました。
文章にしてしまうとお堅くなってしまいますが「え?こんなん好きなん?アホちゃうか。ころっと騙されるねんわ〜」ゲラゲラゲラとか。
このノリの中で育ってると「好き」といって馬鹿にされるよりも馬鹿にしてる方が安全なんですよね。
なので”好き”を表明するのはとても危険な行為だったんですよね。
これじゃ”好き”が学習出来る訳がない。
なので自分の中での危険な行為「相手にプラスの感情を伝える」にチャレンジしていこうと思ったのです。
「とても前向きで素敵ですね!」
そんな”自分のプラスの言葉”を出していくと「ああ、私はこの人のこういう所が素敵だと思ってるんだな」と学習できてくるんですよね。
20代後半から初めて何が変わるんだ?と思うかもしれませんがむっちゃ変わりました。
やってるうちに好きなことを発言する恐怖も無くなってくる。
むしろこっちの方が楽しいなとなってくる。
そして今子育てしていく上でむっちゃ役に立ってる。
お互いプラスの感情を言い合う事が出来る。
ミライと二人で「大好き!」と言ってしょっちゅう抱きしめ合っている。
ミライも私の事をむっちゃ褒めてくれる。
ミライは自分が好きな物がちゃんと分かってる。
好きが分からず苦労した身としては「好き」が分かってるって人生って強いと思います。
きっと漫画がなかったらそんな努力しようと思わなかったと思うんですが。
というか「好きが分からない事」に対する不便さにも気づかなかったのかなとは思います。
私のように「好き」が育つような家庭環境じゃなかった方。
もし好きが分からないなら自分の心の中の隅っこの小さくて聞こえないくらいのプラスの感情を出すことを始めてみる。
私はやって良かったです。
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