映画「モリのいる場所」を観てきました。

画家 熊谷守一のある一日(やたらに来客が多い)を描いた作品
舞台は昭和四十年代後半の池袋の自宅
94歳の守一、奥様との二人暮らし。
三十年間、自宅からは出ることなく、庭を散策するのが日課

草木、花の生い茂る庭には蟻、カエル、カマキリ、蜂、蝶、猫をはじめ、さまざまな生き物が住んでおり、それを眺める守一。
この庭は守一自身でもあり、庭の一部が守一でもあるように感じました。

奥様はじめ、姪っ子、来客とのやりとりが優しくコミカルで、思わずクスっと笑ってしまう、そんなシーンが何度もありました。
終盤はサプライズな登場人物?もあったりして、驚きましたびっくり

やわらかでおだやかな日常の大切さに気づかせてくれる。。
結果を求めて、焦りすぎてしまう私に、今ここにあることの大切さも。

気持ちが和みました。