先日、「真田日本一の兵」と讃えられた真田幸村が蟄居した九度山に参ったので、
小学生以来の再読せり。
ちょうど、大坂冬の陣を前にして幸村が九度山を脱出したところまで読んでいたので、そこから。
池波作品の読みどころは、食事シーン。
鬼平、剣客商売は、本筋を外れてグイグイ江戸時代の食卓が描かれる。
が、真田太平記は否。
草の者(忍者)の活躍と、
男と女のまぐあい、だ。
小学生ながら、クノイチお江と佐平次の筆おろしには、ドキドキ興奮ものだった。
拙者の性の芽生えは、うる星やつら第1話のラムちゃんおっぱいポロリ
と
真田太平記 だった。
ともあれ、
新潮文庫版『真田太平記』は、
十一巻の大坂夏に陣までがアツイ。
その後の十二巻は、信州松代に移封する信之の後記なり。
NHKはもう一度映像化、大河ドラマでやってほしい。