私事・勤務で多忙を極めているが、
そうゆう時こそ、笑いである。



先日、予約した茂山千五郎家門弟の三笑会の公演が有るにより、
京都府文化芸術会館に参る。
当日でも、1300円は良心的。


トップの演目は「入間川」。
実は、狂言鑑賞童貞を捨てたのは、この「入間川」。



アラスジ


都での訴訟に勝利した大名(在地領主、決して江戸時代の大名領主ではない)が、
帰京の路で、武蔵(埼玉県)の入間川を渡ろうとする。
狂言童貞を捨てた市民狂言の解説によると、
入間川付近に渡来系の韓人が住んでおり、
ナンカよく判らない言葉を言っているのう。
沖縄を別名ウルマというが、
フニャラ語をしゃべる奴らが住んでいるからイルマ川と名がついた、そうな。
で、入間川の宿の者は、「入間様いりまよう」の逆さ言葉(=反対言葉)を使う、
と思い込んだ大名は土地の者のアドバイスに従わず、瀬渡りして深みにはまり溺れかかる。
以後、入間様のかけあいを楽しみ、オチ。



ここで、青春回顧。


女ヒデリだった大学生の拙者は、
意中の美大生を交えたサークルコンパに出席。
その女性の前で、少しでもイイ姿を見せようと、
酒を飲み過ぎ、沈没。
介抱するサークル連中は、
オールナイトの成人映画館に拙者を放置せり。
で、仙台出身の入間川なる不貞の輩は、拙者の財布から金を抜きおった。

結論、入間川は嘘つきだ。