とんちアニメの一休

一休宗純は、
似て非なる存在である。
現実の一休は、世俗を逸脱した風狂の禅僧で、
これを理解するのは、なかなか難しい。
で、オススメが、祥伝社の栗田勇『一休 その破戒と風狂』。
筆者の『一遍上人』は芸術選奨文部大臣賞を受賞しただけあって、
背筋をピンと伸ばさないと読破できない高尚な文体であったが、
この一休はサラリと生涯と思想を把握できる良書。



文覚を発揮できる時間・資金・環境に恵まれていれば、

一休、一遍、宗祇、雪舟
と戦乱の中世に放浪したヒトを描きたいものよ。