金券屋で入場券を格安ゲット。

処は、JR京都駅の伊勢丹7F、美術館「えき」KYOTO。

古代の殷から宋王朝の宝物を展示する『よみがえる中国歴代王朝展』を観。

http://www.leafkyoto.net/event/art/105.html

11月6日まで)

どうせ寄せ集め展示だろうとたかをくくっていたが、

始皇帝の兵馬俑が1体どころか4体もあり、

なかなか充実した内容。

西安郊外の兵馬俑は、発掘現場そのものを覆いかぶせた博物館で、

いわば体育館の二階から見下ろし遠望、見えるようで見えない。

本展示は残った彩色まで視認できる至近でアリガタヤー。

でも、既に日本の博物館で何度も兵馬俑を観ているので、アリガタヤー度は薄くなってしまった。

で、驚き(笑い)は、

前漢中山簡王劉焉の墓より出土した金縷玉衣。

玉を至宝と信仰する中国人は、太古より玉で屍体を包めば腐敗しないと考え、

皇帝や王侯はウン千枚のもの玉板で遺体を覆いかぶせた。

しかも皇帝は玉を繋ぐ金の糸で繋いだ。

礼がしっかりしない前漢時代は銀絲であるべき諸王も金縷で行なった。

人体をすっぽり玉で覆うのは、信仰という不条理であり得るもの堅さを視識。

で、で、腹が出た肥えた中山簡王のイチモツ部は、

男の握りこぶしがすっぽり入るサイズ。

デカ!

馬並み!!

これで有り余る後宮の女どもをヒーヒー言わせたに相違ない。