かけもちバイトの合間に、
岡崎の京都市館業館・みやこめっせ、地下1階で開催中の「抑留60周年 シベリア抑留関係展示会」を見学。
http://www.miyakomesse.jp/


自分でこしらえたスプーンなどの手製の日用品やぼろぼろコートの展示があるものの、正直なところ、内容は厚いと言いがたい。
ひめゆり平和祈念資料館のように、体験者の証言というライブ性が出るコーナーを設ければ、平和教育の場として活用できよう。

で、抑留生活をえがいた絵画を眺めていると、
隣の老夫がシベリア抑留体験者で、あの時は奥さんに語る。


耳を傾けると…
不測のシベリア収容所行きで充分な防寒具がないため、抑留死亡者5万5千人のうち、大半が最初の冬で死亡し、、、
「ソ連に入ったら、毎日のように死んどったなあ…」

空腹のあまり、たくさんの美食の幻覚を見て死んだ方がおり、、、
「頭に浮かんだのは、甘いものだけやったなあ…」

墓標代わりに少量の水を入れた飯盒を置き、、、
「盗まれるから飯盒は置いたことあらへん。まだ人としての気持ちに余裕があった頃やろうねえ…」

伐採が一番辛い仕事やった…

とポツリ吐露。


アンケートに答えると、ボールペンとシャープペンの記念品をもらった。
明日26日までの開催です。