京都市動物園の裏出口は、琵琶湖疎水記念館につながっていた。
http://www.city.kyoto.jp/suido/kinenkan.htm
琵琶湖疎水は明治期の東京奠都で地盤沈下した京都の振興を図って建設された、琵琶湖と京都を結ぶ水路。
仔細な説明は他書に譲る。
この記念館は、建設工事などの資料を展示し、見学無料はありがたい。
が、説明ビデオは「調整中」と張り紙を貼ったままだし、資料は開館時から展示替えはなく、2月で終了したスタンプラリーの用紙を置きっぱなしで、いかにもお役所らしいやる気のない展示施設に過ぎない。
博物館などの展示施設は、企画展を開催し、常設展は展示内容を吟味して替え、講座を開催して生涯学習の場として機能しなければ意味がない。ただハコ物をつくり中味を埋めれば後はしらん、ではランニングコストが経常経費にかかって、只でさえ財政難の京都市を逼迫させる一因だ。
しかも管理する職員は、(おそらく)京都市役所を退職したサービス業をなんたるかも知らない市職員の再雇用であって、質問を受けても適切な説明をできるものか怪しい。と思う(拙者の主観、確かめてはいない)
全国にはこうした施設がゴマンとある。いっそのこと、市町村財政の健全化の為にも、こうした施設は自治会施設と併用できるようにし、管理維持も自治会に委託した方がよろし。
さて、地階を出ると、第一疎水の出口。暗渠から毎秒1トン以上(うろ覚え)ものの水が轟々流れ出る。よく映画で、地下の下水道管を逃走するシーンがあるが、この流れの勢いではとても疎水の導管を遡って逃げる事はできない。
疎水出口