出産レポ② ~産院到着から出産まで~




続きです。




あらすじ:39w2dの午後、重い生理痛みたいな痛みが規則的に来ていることに気づいた。陣痛カウンターで間隔を測ったら既に2~3分台だったので、産院に電話して急遽受診することになった。




スター産院到着後スター



17:00


診療時間外で静まり返っている産院病院


到着してすぐ内診室に通され、初めて先生ではなく助産師さんの内診を受ける。


(後で知ったけど、この1時間くらい前から先生が他の人のオペに入っていたらしい)


「子宮口は4cm、かな……。


柔らかくて良い状態なので、入院ですね」


と入院が決定。



17:15


一旦荷物を置いていた陣痛室で手術着に着替える。


産院の近くで待機している旦那にとりあえず「入院になった」とLINEするスマホ


すぐ分娩室に移動。


ちょうど先生と廊下で会い「あ、すぐ準備しますのでね~気づき」と声をかけられる。


前処置で浣腸されて5分待ち、トイレに駆け込む(笑)


陰部は少しだけ剃毛。


そのまま分娩台でお産の支度に入り、何か色々装着。


このときには陣痛もだんだん強くなり、痛みが来ると「痛たたたた……」とか「あ~っ……うぅ~っ……」とか声に出していた。


でもさっき4cmって言われたから、まだ何時間もかかるよな……


先生いたけど今日って無痛分娩できる感じなのかな……


と思っていたら先生が来て内診し、


「麻酔の準備しますね~


もう、あっという間に産まれますからね~


うちは産まれるまでが早いんですよ音符


大丈夫、2時間後には産まれてますから笑い


と言われて、麻酔できるんだと少し安心する一方で


陣痛からの展開が早すぎて


「2時間後?産まれる?夜とか明日とかじゃなくて?」


とポカーンとする無気力


陣痛は来ているけど、そんなに早く自分のおなかから本当に赤ちゃんが出てくるんだろうか……。



17:50頃


早くても数時間は待つつもりでいた旦那は、まさか1時間も経たずに呼び出されるとは思わず、近くのお店でごはんを食べていた(笑)


助産師さんと先生が


「旦那さん今ごはん食べてるそうで、到着まで15分くらいかかりそうです!!アセアセ


「15分くらい大丈夫、今から麻酔だからちょうどいいよ」


と会話していて、なんかすみません汗うさぎってなった(笑)



17:59


麻酔開始。


局所麻酔後、背中に無痛分娩の麻酔の針やら何やらを入れる。


差し込むときのゴリゴリと押される違和感はあるけど、歯医者で麻酔した後に削られるときみたいな感じで、あんまり負担は無かった。


20分くらい経った頃には痛みを感じなくなっていた。


麻酔が効いた後に内診で破水。


大量の尿漏れなのか破水なのか分からない感覚だった。



18:00過ぎ


急いで戻ってきた旦那が到着し、別室で一旦待機。


このとき読んでいたらしい本をそのまま部屋に置き忘れたようで、後から助産師さんに


「あの、旦那さんの忘れ物が……アセアセ


あとでまた面会に来られたときにお渡ししましょうか?」


と言われて、なんかすみません汗うさぎってなった(2回目)



18:30頃


進み具合を見ながら、姿勢やいきみ方の説明を受ける。


体は捻らず、頭からお尻まで中心線を意識してまっすぐに。

波が来たら両足は台を押すように踏ん張り、両手は頭の上側の手すりを掴んだ姿勢。

声かけに合わせて2回深呼吸して、

3回目は息を大きく吸って止めて、

うんちするときみたいな腹圧とともに両腕をしっかり伸ばして、

とにかく下に押し出すイメージで!

向こう(足元側)の壁にぶつける感じ!

とにかく下に!です!


と言われ、子宮口9cmの段階で何度か練習。


両腕、両足、下腹部それぞれに力を入れようとすると、どこかが抜けがちだった。


赤ちゃんは出てこようと頑張ってるけど自力では出られないから、お母さんが産んであげないといけない。

時間がかかると赤ちゃんが苦しいから、早く出してあげないとね!

と励まされる。



18:40頃


旦那が分娩室に入室。


私の隣ではなく頭側に立つスタイルの立ち会いなので旦那の姿はほぼ見えないけど、頭上の手すりを掴んでいる両手を一緒に握って応援してくれた。


赤ちゃんがだんだん下がってきて、体の向きを変えたのか、1度おなか全体が揺れるくらい大きな胎動がある。

それが最後に感じた胎動だった。


子宮口が全開になり、先生のリードで深呼吸していきむ。


3回くらい陣痛の波に合わせていきんで、


先生や助産師さんが手でおなかを押してくれて


旦那も両手をしっかり握ってくれていた。


力を込めようと「あぁ~っ!」と声を上げていきんだ。


次で産むよー!と言われたけど、腹圧が少し足りず


その次で思いきりいきんで、吸引もしてもらった。



18:50頃

 

「はい、足の間を見て~!出ますよ~!


はあ~い産まれました~!」


と先生が赤ちゃんをしっかり取り上げると同時に、


赤ちゃんが「アーッ!アーッ!アーッ!」


と元気な産声を上げた。



今日まで大きなおなかの中にいた赤ちゃん。


どんな子だろう?元気に産まれてくれるかな?ちゃんと育てられるかな?


何度も心配したし不安もあったけど、

会いたかった。待ってたよ。

無事に産まれてきてくれて、ありがとうラブラブキラキラ



旦那が「お疲れさま。頑張ったね」と言いながら、握っていた手を優しく撫でてくれた。


後で先生に

「赤ちゃんが出てきたのを見た瞬間、とってもびっくりした顔をしてましたね~」

と言われて、確かに

「ほんとに産まれた!自分の体から出てきた!へその緒ついてる!」

と驚いたのは覚えていた。(笑)



分娩所要時間は陣痛開始から4時間57分。


赤ちゃんは産まれて3分後くらいにもう目を開けていて、台に乗せられて隣に来たとき、まだ見えていないはずの目で私を見ていた。



19:00頃


旦那と赤ちゃんと3人で写真を撮ってもらい、赤ちゃんは体重測定などのため旦那と助産師さんと別室へ。


私は産後の処置(後産、会陰切開したところの縫合、経過観察など)のため分娩室で待機。


無痛分娩で体力の消耗は本当に少なく、処置もゆっくり先生と雑談しながらなので、気が楽だった。

(もちろん麻酔が切れたら傷やおなかが痛んだけど……)



20:00頃


処置が終わり分娩台で経過観察の間、暇なので親や知人に簡単に出産報告をするスマホメール



20:30


急に震えが出て、しばらく続く。

出血による反応かもということで、タオルや毛布を体にたくさん掛け、部屋も暖かくしてもらう。そのうちピタッとおさまる。


2時間経過観察の予定だったけど20:00以降に出血が増えてきたらしく、点滴追加でもう1時間待機になる。


経過観察中、子宮復古を助けるためおなかの上に大きな保冷剤みたいなのを載せていた。

麻酔が切れ始めた頃から右の腰あたりと子宮が痛んで、しきりにさすっていた。会陰切開の縫ったところも痛んできた。

腰の痛みは体が温まると落ち着き、子宮の痛みも病室に上がる頃には引いていた。

会陰はずっと痛くて、病室に上がるとき助産師さんが車椅子に円座クッションを用意してくれた。



21:00


待機時間が延びたので分娩室で旦那と少し面会。

何を話したのかよく覚えていない(笑)


「赤ちゃん小さかったね」

と言うと旦那が

「新生児室の中でうちの子が一番小さかったみたい」

と言っていた。


このときは知らなかったけど、娘は身長は47cmあったものの、体重は2500gをギリギリ超えたくらいの小さめな赤ちゃんだった。

栄養が足りていなかったのか、推定体重より200~300gくらい少ない。

無事に産まれてきてくれて本当に良かった立ち上がる



22:30


病室へ移動。

出血量は最終的に「中程度」だったけど車椅子やトイレからの立ち上がり後にふらふらした。



翌日


本来は出産翌日から赤ちゃんのお世話が始まる予定だったけれど、ふらつきがあることや傷の痛みが酷かったことから、翌日いっぱいは病室で1人で安静にしていた。


夕方に赤ちゃんを抱っこして、少しの間だけ一緒に過ごした。




(入院生活などについては③に続きます鉛筆)