1年前の今日、

4月14日。

3年ぶりの全国ホールツアーのまっただ中、15本目の会場、

九州・福岡サンパレスでのLIVE。

 

21時20分くらいにアンコールも終え、LIVE終了。

ステージ裏に引き上げてきて、

興奮冷めやらぬまま、楽屋前の廊下で、

迎え入れてくれたバンダとダンサーと話しを始めた時だった。

21時26分。

 

携帯の緊急地震速報の警告音が、あちこちでけたたましく鳴り響いた。

東日本大震災の時、何度も何度もその音を聞いた経験上、

一気に現場から笑いが消え、「地震が来る!」とみんな構えた。

震度5弱の揺れ。

遠くで何かが落ちる音や、釣ってある照明やスピーカーが激しく揺れきしむ音。。

まだ会場に残っているお客さんたちは大丈夫か。。

そして、、何か大変なことがどこかで起こっている。

そう瞬間的に感じた。。

 

その28時間後の深夜、1時25分に本震。

翌日のLIVEのために移動していた鹿児島で、

同じく震度5弱。

立っていられないぐらぐらな揺れは恐怖であった。

 

翌日の鹿児島公演を筆頭に九州公演は延期。

熊本公演に関しては会場の復旧のめどが立たずで、

やむを得なく中止に。。

 

熊本地震。

九州で始めて震度7を観測した地震。

一連の地震活動において、震度7が2回観測されたのは日本国内で初めてのこと。。

たくさんの犠牲者を出し、たくさんの家が崩れ、壊れた。。

(大分でも甚大な被害があった地域がある)

 

自分も九州にいたこと。

LIVEの九州公演に実際に大きく影響が出たこと。

いてもたってもいられなくって、ツアー中、何度も熊本に通った。

益城、西原、南阿蘇。

やれることは毎回かわっていった。

でも、その時その時のニーズに応えたいと思った。

現地の方々を交流をしていくうちに、表にはみせない様々な感情を感じた。

自分のことよりも周りの人を助けることを優先した人、

家族を友達を助けるために必死に戦った人。

 

旅に出る直前の1月末、熊本に向かった。

まだまだたくさんの人が仮設住宅に住み、避難生活を続けている。

もちろん復興が進んでいるところもあるが、ほんとにまだまったく手つかずのところもある。

熊本の人たちは強い。

でもその笑顔の裏側には、歯を食いしばって必死に耐えている、

人には見せないつらさを隠しているんだろう。

 

 

まだ1年。

ともに。

一緒にがまだすばい!!

また戻ってくるけん!!

 

 

 

PS

未来スケッチ貯金箱に協力してくれた全国のみなさん。

ほんとうに感謝しています。

ありがとう。

 

 

ナオト