グダニスク日記
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あと2週間・・・

ここでの生活も気づけばあと2週間。

今まで8校の高校をまわって、たくさんたくさんの高校生に会った。

それぞれの高校でそれぞれの思い出があって、とてもここには書ききれないけど、どれも忘れなれないものになった。

全部の学校で同じワークショップをして、同じ質問をしたけど、返ってくる答えがどこでも同じでおもしろかった。

印象的なのは、「外国人はポーランドにどんなイメージを持ってると思う?」っていう質問に、必ず一番に「泥棒」「酔っ払い」っていう返事がかえってくろこと。なんとネガティブなこと!「泥棒」はポーランドが共産主義の変わり目のものがない時期の話で、「酔っ払い」は、ポーランド人はお酒がとにかく大好きだから。ポーリッシュウォッカはポーランドのシンボルで、「ヴォトゥカ」の一言で教室中大盛り上がりになる。

私が思ったのは、彼らは自国にコンプレックスを抱いているということ。ポーランドは歴史的にドイツとロシアに悩まされてきて、共産主義の影響で他のヨーロッパ諸国に比べて発展がおくれた。とりわけ隣国のドイツが大国だから、その差も明らかなのだろう。ポーランドの歴史は本当に壮絶だ。ナチスドイツにボロボロにされた後に、ソ連にコントロールされて、その間にドイツは大国に。私がポーランド人だったら、2国に友好的な感情を抱けるだろうか。むずかしい・・・

私はすごくポーランドが好きになった。ポーランド人は日本人にどこか似ている。彼らは控えめで、でも話すと心温かい。そしてあまり怒らない。でも、彼らはとても敬虔なクリスチャンで、家族との時間をとても大切にしている。若者もみんな。日本はポーランドにはない高度な技術や整った社会制度を持っているけど、ポーランドは日本が失った文化や宗教を大事にするライフスタイルを持っていると思った。どちらがいいのか、両方とも保持する方法はあるのか、何が一番いいのかなんて、誰にもわからない。


でも、一緒に生活しているガールズ3人との出会いが、この2ヶ月の中で最大の出来事と言えるかもしれない。

エジプト人のバスマはとにかく自己中で無責任でわがままで、どうしようもない。なんどキレそうになったことか。でも、彼女は自分の性格を理解しているし、変わろうと努力しているし、実際に変わっている。それに普段はとても明るくて、おしゃべりで、3人の中で一番気が合う。彼女には何度も腹が立ったけど、やっぱり嫌いにはなれない。もう友達じゃなくて、姉妹だから。

中国人のチュインは感覚が同じ。日本と中国は本当に兄弟で、仲良くできないわけがないって、彼女に会って確信した。彼女はとても静かで、おだやかで、きれい好き。私たちはよく漢字でコミュニケーションする。

バングラデシュのリッキーは25歳になるのに、ひとりじゃどこにも行けないのが問題。多分、バングラデシュでは召使が何でもやって、リキシャがどこへでも彼女を連れて行く暮らしをしてたからだろう。でも、彼女は英語がぺらぺらで、私とチュインの英語の先生だ。彼女は繊細でfunnyで、でも、私は彼女がバングラデシュを変えると信じている!

ここでの私の悩みの種は常に彼女たちだった。でも、一番楽しい時間を与えてくれたのも彼女たちだ。


明日も普段どおり2校まわる。

残りわずかの時間を有意義に過ごそう。

初仕事!

今日、ついに高校生に初めて会った!

初日はcountry presentationで、私はPPを使って日本のプレゼンをした。

校舎に入ってたくさんの生徒を見たときは、みんな大人っぽくて、とても私より年下には思えなかった。でも、いざ教室で生徒の前に立って話をすると、興味津々に私の話を聞いてくれて、よく笑って、やっぱり中身は17歳だなって安心した。

私は芸者、相撲、歌舞伎、着物といった日本の伝統を紹介したけど、みんなすでに知っていた。日本に興味もってくれているのがうれしい反面、まいったな、、、という複雑な心境だった。でも、音姫の話は大うけだったかたら満足。来週の月曜までに、何かポーランド人が知らないような日本のことを見つけて、プレゼンに加えようと思ってる。

最初に行った高校では、授業の後に3人の女の子が駆け寄ってきて、漫画の話をした。私が木曜に日本の漫画を持っていく約束をすると、うれしそうに帰っていった。かわいいなぁ~

仕事内容

明日から、いよいよ高校をまわってワークショップをひらく。

これからの私たちの予定は、月、木、金に高校でワークショップをひらいて、火、水にNGOへ行ってお手伝いをする。

ワークショップは一日2校で、ひとつの学校につき3回やるから、1週間で2校まわる予定。初日はcountry presentationをppを使ってやって、2日目はcultural toleranceをテーマにディスカッションやゲームをして、3日目はグローバリゼーションをテーマに同じようにディスカッションやゲームをする。1回のワークショップは90分。

私はグローバリゼーションの45分の企画の担当になって、スポーツブランドウェアの製造過程をたどってそれぞれの過程に関わる人についてディスカッションする、ロールプレイゲームみたいなのを企画した。目的は、安いからといって買うもののなかには、どこかで誰かが過酷な労働条件の中で作ったものがあるっていうことを実感すること。

うまくいくかすごーーーーーく不安だけど、とりあえずいっぱい練習しとこう。


火、水に行くNGOは小学校の中にあって、仕事内容は放課後来る小学生と遊ぶこと。

NGOのおじさんの話では、ポーランドの教育では、生徒が受身になってしまって、自ら考えることをしないそうだ。だから、いろいろな道具を使って遊ぶことで、子供たちの創造力や想像力や学習意欲を高めることを目的としている。

私はおりがみやけんだまを持っていって、一緒に遊ぼうと思っている。

私はポーランドに来る前、バングラデシュで貧困に取り組むNGOでインターンをしたいと思っていたから、世界には色んな種類のNGOがあるな~と静かに実感した。それぞれの社会で、そこに求められているNGOが活動している。


今、朝の10時半。

近くのスーパーで買ったパンをかじりながらこれを書いている。

このパン、石鹸の香りがする・・・・・・なぜだろう。

世の中にはまだまだ私の知らないことがたくさんある。