エピフォン ラザロ。
溺愛しております。
レスポールの世界は奥深く、
クラシック、スタンダード、ヒスコレ、ビンテージ
59仕様、60年代仕様 …………
門外漢には、全部同じカタチで、
同じ色味やのに、何がどうちゃうねん?!
としか思えません。今でも、私もそう思います。
ストラトの世界と同じく、レスポールも沼。
突き詰めると仕様の差、(個体差も)は果てしなく、
ギブソン社の気まぐれ(迷走?)もあり、
選択肢は無限大です。
重いとか、ハイポジション弾きにくいとか、
最近流行らない(23年時点)なんて言われますが、
アイコニックな存在で、造形美の極み。
ギターと言えば、このルックス。
飽きのこないレスポールモデルは
傑作だと、改めて気づきます。
他にも色々なレスポールのウンチクは
果てしなくありますが、
ボナマサ氏が見つけたラザロのストーリーが、
このギターのユニークさを際立たせます。
私、この話、すごく好きなんです。
ロイヤル・アルバート・ホールのステージにも立ち、数々の大御所との共演を果たし、
大成功したブルースギタリストであるボナマサ氏は、同時に驚異的なビンテージコレクターでもあります。
彼はあるイタリアンレストランで飾られていた、真っ赤にリフィニッシュされたレスポールを見つけます。オーナーから、そのディスプレイのギターを買い取ります。
そのレスポールを信頼するリペアマンに持ち込み、
レストアしますと、真っ赤な塗装の下には、
なんと!美しい杢目の、
59年製レスポールだったのです!
この蘇生の一連のストーリーをもって、
氏は聖書の一説になぞらえて、
ラザロと愛称をつけました。
この世界のどこかに、
数百万円クラスの逸品が眠っているかもしれない… このストーリーを聞くと、
なんだか夢がありますね。
世界中のビンテージバイヤーが血眼になって、宝探しをする様子が目に浮かびます。
…その、ボナマサ氏の所有するレスポール
愛称ラザロから、型取り、採寸し、
お手頃価格で本格的な59年仕様が楽しめるのが、
このエピフォン ラザロなんです。
いわゆるレプリカですが、何だか背景のストーリーにも惹かれませんか?
上手いマーケティング、ブランディングですね。