たまにいただく質問 | 市橋直歩オフィシャルブログ Powered by Ameba

たまにいただく質問

たまにいただく質問に、個人的にお答えすることはなかったのですが、ふと自分の経歴を振り返って面白くなったので、この場でお答えしようかと思います。

どうやって〜しましたか。
どうしたら〜になれますか。

等の質問をたまーにいただきます。

その度に思うことは、私のレベルでの答えでいいのならば、やること、しかないと思っています。

大成したい、一流ブランドにしたい、とかもっと大きな思いをお持ちの方はもしかしたら、適切な道筋があるのかもしれません。

ですが、それでも根本は同じな気がします。

一歩踏み出すことに、躊躇していては、なにも変わらない。

たまたま、私は踏み出すことそれほど不安を抱くタイプではなかったのだと思います。

上京する時も、思ってたタイミングより早いお話でしたが、二つ返事で決めました。

もちろん、友達もいなければ、親戚もいませんでした。学校に通う予定もなかったので、身を置くコミュニティは0でしたが、そこを深く考えることもなかったように思います。

お洋服を始める時も、とにかくまずは仕事ということではなく、始めてみました。
私は夢中になることが欲しかったので、夢中になるかどうかを試したかったからです。

結果、これはやっていきたいと思い、ブランドとして仕事にする、と決めました。

やっただけ。だと思います。
ただ、ひとつ私は私の出来ること、とやりたいことに違いがなかったから、出来たというのもあるかもしれません。

もし私が、大きなデパートにお店を出したい、だとか、自分で全て作ることはしたくないだとか、受注生産ではなくやりたいだとか、思っていたら、始めるまで相当な時間がかかったかもしれません。

幸い、私は小さなブランドを、自分の手でやりたい。
(買ってくれた方からして、私のために作られた一枚、というものがあってもいいのではないか、と思っていたから)
と思っていました、だからこそ、早く始められたのです。


でも逆を言えば、やりたいことに対して、自分の理想の形態がさほどないのであれば、今の自分に出来ることで考えてみるのもいいのかもしれませんね。