記憶に残る女 | 市橋直歩オフィシャルブログ Powered by Ameba

記憶に残る女

最高に美味しいご飯を食べるために、しっかりと、念密に時間をかけて下ごしらえ


あんな女がいたら、一生忘れられなくて、記憶の中でどんどん美化されて、一生甘美な苦しみを味わうでしょう。



あのあどけなさのある顔と、肉感的な体

剥き出しで暴力的な欲望


理解不能な彼女の振る舞い

お前の食べ頃は今じゃないと焦らされる


掻き乱して、空腹にさせて、乾かせた喉に水をあげましょう


それは体に染みて、たまらないでしょう。


今までこんなことあった?

ないよね、きっとこれからも


人が人を愛してー、なんてそんなもんじゃない。欲望のぶつけ合い。


清々しいほどに明け透けな彼女


彼女の前では勝ち負けなど無視して、理性なんて振り切って、思いのままにぶつからないと、損だ。

初めから勝ちなどない、お前の負けは決まっているのだから。


観た後に、なんだかお腹がすいたね、ご飯を食べに行って、お肉が食べたいねなんて話した。


なぜだか食欲が刺激された。


可笑しくも興味深くも、面白い映画でした。



風に濡れた女