今回のリフォームは介助が必要な長女のためでもありました。



長女は家の中や短い距離の移動なら手繋ぎ歩行ですが、仕事中や外出時は車椅子を使用しています。



以前の玄関ポーチは手すりのない階段でした。




娘と私たちの老後のために手すりは必須、できたら階段ではなくスロープにしたいと要望していました。



ただ、増築により以前より玄関ポーチが狭くなったためスロープにできるスペースがあるかどうか…



 リフォーム前後の玄関ポーチ



スロープは手すりを持って介助しながら歩き、車椅子に乗ったまま上り下りはしない予定です。


そのため幅は大丈夫そうでした。


問題は勾配です。


たとえ手すりを持っての歩行移動とはいえ、勾配が急すぎると危険です。


建築士さんにどれぐらいの勾配になりそうかと聞くと、外構工事が始まったら現場で確認してくださいとのこと。


スロープを含めた外構工事が始まりました。


玄関ポーチにタイルが敷かれ土台となるブロックが敷き詰められました。




えっ

見るからに急じゃないガーン


下矢印

下矢印

下矢印



 




しかし、限られたスペースしかないためスロープの長さは変えることができません。(=これ以上傾斜を緩やかにできない)



スロープはやめて階段にした方がいいんじゃないかとかなり迷いました。



止めるなら今しかないなとも。



結局以下の条件であれば大丈夫と判断し、予定通りスロープを設置することにしました。



・スロープで車椅子は使わない


・すべらない様な表面仕上げにしてもらう


・手すりを使ってゆっくり上り下りする




完成後のスロープがこちら下矢印






上からの方が急に感じます。


あまりにも急勾配のため外構の方にも


特に冬場は凍結に注意してください注意


と言われましたアセアセ


スロープの傾斜角度の目安というのを後から知りましてアセアセ(先に調べておけば良かった…)


傾斜角度10度がスロープ角度の基本だそうです。



やはり我が家のスロープは急勾配の15度でしたショック



10度だと介助者が車椅子を押すことができますが、車椅子で自走できるのはもっと緩やかな傾斜角度5度です。



例えば


段差30cmに傾斜角度10度のスロープの場合右矢印段差の約6倍、1.8mのスロープ


段差30cmに傾斜角度5度のスロープの場合右矢印段差の約12倍、3.6mのスロープ



敷地に余裕のない場合は、無理してスロープを設置しない方がよさそうですねタラー



半年経った今のところ、長女も問題なく手すり&スロープ使えています!



北側の倉庫にあるタイヤを玄関前から南側の駐車場へ運ぶのにスロープがとっても役に立っていますゲラゲラ