今さらですがちょっと振り返り。

まずリハーサル。
K戸先生とK川先生に聴いていただいた。
15分間だったけど、K戸先生がかなり細かくアドバイスをして下さって、本当に有り難かった。

リハーサルの前に、2回K戸先生にレッスンしていただいたんだけど、2年間K戸先生のレッスンを受けていなかった私にとって1回目のレッスンはかなり刺激になった。M戸先生とはまた違う世界に連れていってもらったような気がした。

私の場合は、今のところ2人の先生にみてもらっても、大きな混乱はなく、むしろ相乗効果が出てるんじゃないかなって気になっています(笑)。


それで、リハーサルの話に戻りますが、たくさんアドバイスしていただいた中で、

もっと最初からがっつりフォルティッシモで弾いていいよ、クレッシェンドデクレッシェンドはもうあなたの中にちゃんと入っているから。

と言われた時に、K戸先生が実際にピアノを鳴らしてくれたのですが、めちゃめちゃピアノが鳴ってて、衝撃を覚えました。
初めて聴いたあんな音、というくらい。


その日の夜は、K戸先生とK川先生に言われたことを振り返って、表現を考えてみたり、「ここは必ずやっておいて」と言われた箇所をゆっくり確認しました。



本番。
最初からがっつり弾く、ということをやったのだけど、それによってやっぱり和音のバランスが整わなかった。まぁ一日じゃ間に合わないからそれはしょうがないかなと思う。
でも楽器は鳴っていた、と言われてひとまずほっとした。

でもリハーサルのときより音色に変化をつけられなくて、弾いていて焦った。なんだったんだろう。

細かな課題はものすごくあるんだけど、もっとこうしたい、そうたくさん思えたことが収穫。


あとは、このピアノに対する自信のなさをなんとかしなくては。
それから、ミスタッチをしても負けない強靭な心がほしい。笑


そして、どうしても上手くならない2小節。たぶん、この曲を弾き始めてから、1番この2小節に時間をかけていると思うんだけど、なかなか上達しない。
ここもなんとかしなきゃ。




「この曲は特に、あなたのこうしたい、っていう意思がかなり必要」
そう言われた。
それから、すごく心に残っているのは、

「シューマンを弾くときは、練習でかなり緻密に、指のコントロールとか、レッスンで言われたことを手に覚え込ませておいて、卒試や卒演の本番では、レッスンで言われたこととか全部忘れなさい。あとは意思の赴くまま演奏する。そういうのが必要かな。」



と言われたこと。


そんな演奏がしたい、と心底思った。
これを最終目標に、地道にがんばっていきたいなと思います。