こんばんは

1週間前の話になってしまいましたが

ソプラノ歌手
エディタ・グルベローヴァの
ソプラノリサイタルへ行って参りました

ピアノ
ペーター・ヴァレントヴィッチ

ソプラノの中でもコロラトゥーラという声種の歌手です。
コロラトゥーラとは…
速いフレーズの中に装飾を施し、華やかにしている音節のこと。具体的にはトリルが多用される。(Wikipediaより )
学生の頃からCDで良く聴いていて、
世界的に最も名の知れた声楽家の声を
生で聴ける日が来るなんて思いもしなかったので
(細々と声楽を勉強しております、、)
このリサイタルを知った時には驚きましたし、
ましてや地元に近い川口リリア!
それもS席10000円 (私はA席8000円)で
聴けるだなんて

海外の歌手に良くある、
体調不良のためキャンセルとかになったりして…w
なんて、本当にこの耳で聴くまで信用していなかった程です

そんな心配は杞憂に終わり、
3分だけ遅れてグルベローヴァが登場!!
さすが世界のディーヴァ
出てくるだけですごい拍手と歓声が

【プログラム】
チャイコフスキー:
(6つの歌 Op.6)より第5曲「なぜ?」
チャイコフスキー:
(6つの歌 Op.6)より 第1曲「子守歌」
リムスキー=コルサコフ:
(春にOp.43)より
第3番「清くかぐわしいあなたの立派な花環」
リムスキー=コルサコフ:
(春にOp.43)より
第2番「高嶺に吹く風もなく」
ドボルザーク:
(ジプシーの歌 Op.55)より
第1番「私の歌が鳴り響く、愛の賛歌」
第2番「さぁ、聞けよ私のトライアングル」
第3番「森はひっそりと静まりかえり」
第4番「わが母の教えたまいし歌」
第5番「弦の調子を合わせて」
第6番「大きなゆったりした軽い亜麻の服を着て」
第7番「鷹の翼はタトラの峰高く」
(休憩)
シャルパンティエ:
歌劇「ルイーズ」より ”その日から”
プッチーニ:
歌劇「つばめ」より ”ドレッタの夢の歌”
ディラクァ:
牧歌
アリャビエフ:
歌曲「夜鳴うぐいす」
ヨハン・シュトラウス2世:
歌劇「こうもり」より
”侯爵様、あなたのようなお方は”
しかしなにせ69歳とお歳を召されているので、
当然CDで聴いていたようには行かないだろうと…
少しの不安を抱えていました

が、そんな心配はなんのその!!!
第1部の歌曲ではホールの響きを確認するかのように、
発声を調整しつつ静か~に歌い始めたものの
徐々に調子を上げて行きます

第2部のオペラアリアでは
喉が十分に暖まったのか、
本来の輝かしい美声を思う存分に発揮していました

CDで聴いていたとおり、
と言っても過言では無いほど
魅力的で素晴らしい歌唱

これぞコロラトゥーラ、というような
お得意の超絶技巧を所々で披露してくれ、
心が震えて何度も涙が溢れそうに

もう、私の拙い貧相な語彙力では語れない。
語りたくないです。。
本当に素晴らしくて
耳も目も心も頭も何もかもが満たされる程
最高のリサイタルでした

その日聴きに来ていた人全員が同じ気持ちだったんじゃないかと、
客席が終始熱気に包まれていて
1曲歌う度に
「Brava!!! Bravi!!!」と
雄叫びのような歓声が沸き、
最後は大歓声のスタンディングオーベーションが

私は両隣がお年寄りの方だったので立ちませんでしたがw
止まらぬ歓声に、アンコール曲を3曲
ピアノ曲も1曲、演奏してくださいました

【アンコール】
スメタナ:
歌劇「くちづけ」より
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番ニ短調(ピアノ独奏版)
ワーグナー:
歌劇「タンホイザー」より
エリザベートのアリア
日本歌曲(?):さくらさくら
さくらさくらは、なんと日本語で!!
覚えてきてくれたんだぁぁぁ~

なんてあったかい方なのだろう。
もちろん演奏も素晴らしくて

ピアニストのペーターさんの演奏も、
まるでお琴の音色かのように繊細で美しく
お二人の作る日本のイメージが良く表現されていて


ここまで堪えていた涙を流してしまいました

何度も言いますが、、
69歳で、あの高音の艶が全く色褪せていないことが凄いの一言に尽きます。
声帯も年齢と共に筋力が落ちてくるはずだから、ものすごい努力をされているのでしょうね。。
年齢や環境のせいにして自分を甘やかしてちゃいけないんだな、と反省しました

自分でわざわざ限界を決めなくても良い、
ということですね。
芸事は一生勉強!!
ただただ前を向いて精進するのみ!!
グルベローヴァの歌声を聴いた時の
胸が熱くなる気持ちを小出しにしながら、
コツコツと頑張って行こうと決意したのでありますっ

(どうかこの気持ちがずっと続きますように…w)
