明けましておめでとうございます!

年末は餅つきをして筋肉痛になりつつ、
元旦は早起きして初日の出を拝んできました✨

ヤオコーさんで予約注文した新年のお菓子、ガレット・デ・ロワが美味しかったので来年も頼もうと思いますラブ

今年も宜しくお願いいたします爆笑


それでは続きです指差し


🌸遂に出逢ったお土地は〇〇だったの巻🌸

次々と購入するのに邪魔が入った土地Bを見送り、偶然見つけたお土地Cに家族で行ってみました。

南と東道路に面した角地のその土地は、日当たりも良く、日中に見ると更に良い土地に見えましたニコニコ

相変わらず検索してもこの土地の情報が出てこないため、詳しく聞こうと売り看板に印字された不動産屋さんに向かいました。

不動産屋さんに着くとお店のガラスにはあの角地の販売チラシが掲載されていました。

その時点で価格が相場の半額程度のこと、セットバック後の敷地は約50坪、下水道は敷設し直す必要があるものの、ガスは引き込める等が判明し、我が家の条件にピッタリでした。

ただし、気になる文言がありました。

「確定測量できません」

相場より安い理由はこれかな?と感じつつ不動産屋さんの中に入りましたひらめき


「すみません、外に貼ってあるこの角地に興味があるのですが!」

すぐに応接室に通され待っていると若い担当者が現れました。

名刺を確認すると社長の御子息のようで、とても物腰柔らかく品の良い丁寧な方でした。

前回対応された不動産屋さんとはとにかく雲泥の差でした目がハート

私「あのお土地、ネットだと情報が出てないのですが売り出したばかりだからですか?」

その時の知識では売り出して一定期間の間は土地情報をレインズに登録する義務がない、ということを把握していました。

担「いえ、あのお土地は今後も登録する予定はございません。実は少々ご説明したい事項がございまして…」

例の文言関係かなという予想は予想通りでした真顔

担「あのお土地は記載させていただいた通り確定測量ができません。ですから登録してしまうと条件だけでは反響が大きいことがわかっているので、トラブル防止の点からチラシ掲載は弊店の前でのみ行わせていただいております」

私「あの、何か越境物があるとかでしょうか?」

担「いえ、原因は北側のお土地(駐車場)を所有している方でして…。この辺りの地主の方が所有するお土地なのですが、隣接するどこのお土地の確定測量にも立ち合いを拒んでいる状況で役所も把握している程なのです」

詳細は省きますが、代替わりした地主様がとても気難しい方らしく、先代の時に立ち会って定めた境界杭もちゃんとある状況の中、理由も言わずに立ち会わない旨の書面を送付してきているとのことでした昇天

セットバックするには通常測量をする際に隣接する土地の方達の立会が必要になります。角地の売り主様は遠方にお住まいながら半年間は何とか出向くなどして説得を試みられたそうですが、どうにもならず懇意にしていた不動産屋さんに現状のまま売却することで依頼したそうです。

確定測量ができない土地は通常の不動産屋さんは絶対に相手にしないそうで、試しにラインを交換していた押せ押せ不動産屋さんの営業さんに質問してみても「ウチじゃ絶対扱わないっす」と回答をいただきましたびっくり


一通り説明を受け、不動産屋さんを後にした帰り道。

家族会議が始まりました。

私「うーん、問題はローンがあの土地で通るかだよね。それ以外は別に転売するわけでもないから問題無さそうだけれど」

不動産屋さんの担当者様からはあの角地でも一部申請(敷地の一部内で家を建てる)という方法で家を建てることは可能だと説明を受けていました。

夫「俺はあの土地良いと思うよ。何よりあの敷地で駅近なのにあの価格だし」

母も夫と同じ意見でした。

しかし私は石橋叩くタイプだったので、とりあえずハウスメーカーさん選びを並行して進めつつ、法務局オンラインで角地の登記簿や公図を取得したり、役所に電話してセットバック関係の話を裏取りすることにしました。

また水道局にも下水道管の取り出し費用相場を聞いたり、道路に通るガス屋さんに引込費用(前の住民様はプロパンガス利用)を尋ねたりもしましたニコニコ

役所に電話したときのことです。

私「すみません〇〇住所のセットバックの件で質問があるのですが。あと北側の…」

役「あー〇〇さんの問題ですか?」

不動産屋さんの言っていた通り、役所の方も知っているぐらい北側の地主様は有名人でした指差し

そして不動産屋さんの言う通り、ちゃんと家が建てられること等の裏付けを全て取るのに2週間も掛かりませんでした。

この頃同時に進めていたハウスメーカー選びでは、これまた近所で偶然建設が始まった素敵なお家が県民共済住宅だったことから、新都心まで住宅相談に行ったり、オンライン面談を駆使して各銀行に住宅ローンの仮審査等をお願いしていました。

順調に外堀は埋まっていましたが、あと一歩踏み切れませんでした。

急にバトンがまわってきた住宅ローンが、私の年収ではどうしても住宅ローン控除額を満額受けられないことで損が発生することにその時は不満がありました。

あと1年と少し待てば、夫の信用情報が回復する予定だったこともあり、本当に今マイホームを進めるべきなのか?と。

そしてその時はフラット35ぐらいしか希望金額のローンを貸してもらえないと思い込んでいたこともあり、高い金利で借り入れすることへも損得勘定が発生していました。

色々と悩んだ末に私は、夫がローンを借りられるようになる1年後までマイホーム計画を凍結することにしました。

ここまでが2021年10月頃のお話です。

すっかり未練もなくそのまま過ごし、年が明けた2022年1月10日夜ひらめき

『あ!あの土地に家を建てたい!損とかどうでもいい指差し

何故か急にそう思い、すぐに家族に話をしました。もともとマイホームは私主導だったこともあり、あっさり了解を得て、急いで不動産屋さんにメールを送りました。

あれから既に4ヶ月。
もう売れてしまっているかなとドキドキしながら返事を待つと次の日にまだ販売中だと回答をいただけました。

しかも丁度2日後に遠方に住む売主さんが現状確認のために不動産屋さんを訪れる予定だったそうで、販売価格を下げる調整をすることになっているとのこと。

タイミングが良かったことから我が家は水道管の取り出し費用、ガス管敷設費用等を考慮した200万マイナスの金額で買付証明を出し、結果無事に売り主様から了解をいただきまして購入することができました飛び出すハート

不動産屋さん曰く、我が家以外にもちらほら店頭の張り紙を見た業者や一般の方が角地のことを聞きに来たそうですが、やはり確定測量不可の点から断念されていったそうで。

無事にマイホームが建った現在、本当に良い土地に建てられたよねと家族内ではしみじみ出逢いに感謝しつつ確定測量問題は未解決のまま、いつか解決したいよねと話をしていますニコニコ

正式なセットバックができなかったので、改変がしやすいよう砂利敷対応をしました↓


結局、市に寄贈等も出来なかったので敷地としてちゃっかり使えていますニコニコ

※確定測量できない土地にも色々ありますが、我が家の場合は法務局にも登記済みの金属製固定杭がちゃんとあり、今後も不動産屋さんの力を得られる確証があったため購入に至りました。ケースバイケースなので土地購入の際は安いからといって即断しないよう下調べして購入されたほうが無難ですし、法律を調べるのが不得意なら手を出さないのが一番かと思います昇天

余談
無事にその後紆余曲折した住宅ローン審査も終わり、フラットではない変動金利で希望金額の住宅ローンを組めたのですが、ローン実行時に支店長さんから挨拶したいとのことでお話する機会がありました。

支店長「この度はご利用ありがとうございます。今後とも宜しくお願いいたします。」

そう言って渡された名刺を見て『こういうオチかー!』と思わず目が点になりました。

はい、支店長様の苗字が私の旧姓だったのです爆笑

旧姓に始まり旧姓で終わった我が家のマイホーム物語でした飛び出すハート