日増しに咳がひどくなる。
発作が起こって咳き込み、しばらくすると収まり、またしばらくすると咳き込み、呼吸困難なほど酷い咳になったりする。

たまに気管支が狭くなった時に起こる音、
ストローで水が残っている時に吸い上げた時の音のようなグルルル……という音が胸から聞こえるようになった。

とにかく、咳のせいで何もしていないのに疲れてしまったり、夜ぐっすり眠ることができなかったり。
1日の半分以上は咳しているかなぁ。

先週、さすがになんとかならないかと、病院に行きたいと思ったが、「治療はないよ、ほなサイナラ」と言われてしまったTJ大学病院に、電話をかけるもここは予約がないと難しい。普通に予約をとろうとすると来年って、言われてしまった。

そこで、別の病院に電話をかけた。
セカンドオピニオン的にアドバイスをもらっていた病院だ。
そして今日、その病院に行って事情を説明して、
肺の腫瘍による咳に対するお薬としてリン酸コデインを処方してもらった。
ありがたや、ありがたや。(*´∀`*)

その別の病院の先生のお話によると、私のように「もう治療はない」と言われてしまうがん患者は、少なくないのだそうだ。
(その先生の)通常なら、「治療はない」となってから、緩和ケアに移行するのは時間がかかる場合がほとんどなので、TJ病院で定期的にみるものなのだが……と、TJ病院の医師の対応に首をかしげていた。

11月13日のブログにもあるが、私が「次の予約はありますか?」と聞いたとき
、はっきりとTJ病院の医師は「次は、もうありません」とこたえたのだ。



世の中にはいろんな人がいる。

TJ大学病院のように、治療が無くなってしまった患者を、もう知らんがなと放り出すようなことをする医者がいて、それをこのブログに書いたら、いちいち1人の患者にかまっていられないんだよ!と私に怒るがん患者がいる。

かと思うと、放り出されて行き場所のなくなってしまった私の状況を察してくれて、助けてくれるがんセンターの医者がいる。

いろんな人がいる、いるからこそ、最初の医者選びが肝心だと、今は思う。
それは良い悪いではなく、自分にとって合う合わないの問題。
その人なりの考え方とか正義があって、それが私に合うか合わないかのことなんだと思う。
TJ病院の医師とは、あまりにも合わなさ過ぎて悪意に感じてしまうことは何度もあったけれど。(^_^;)


一度、手術してしまうと、なかなか他の病院に受け入れてもらえない。
最初の選択で自分と合わない医者と付き合っていかなくてはならなくなると、ずっと辛い思いをすることになってしまうかもしれない。

だからもし、ここを見てしまった人で、まだ間に合うのであれば、私を反面教師として、どうか流されるままになることの無きようにしてほしい。

人生は選択の連続で、がんになるとさらに選択しなきゃいけなくなるけど、最初の病院、担当医選びはかなり大きかった……と、流されるままになっていた私は、今更だけど反省している。










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