12月26日に摘出された卵巣。
その卵巣を、病理担当の誰かが調べて、そして結果が、担当の先生に通知されて、
そして担当の先生から私に通知される。

そして私の今後の病院での扱いが決まる。

治療?実験材料?私は、本当はなんて呼ばれているんだろう。


先生が淡々と説明して言ってくれる。

私のお腹から取り出された腫瘍は、悪性腫瘍で、腫瘍も4種類のうちの明細胞というもの。
肺にもガンが見られるので、ステージを示すなら ステージⅣである。

今後の治療方針としては、抗がん剤を6クール(6ヶ月)投与する。

奏効する確率は30%。

抗がん剤を投与するときの副作用として、嘔吐・吐き気・脱毛・骨髄抑制が主であるということ。
「髪は短く切ったほうがいい」といわれた。

頭の中で「もう死にたい」という文字でいっぱいになった。
こんなとき、涙を抑える術を私はしらない。